小松島市議会 > 2020-06-03 >
令和2年6月定例会議(第3日目) 名簿
令和2年6月定例会議(第3日目) 本文

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  1. 小松島市議会 2020-06-03
    令和2年6月定例会議(第3日目) 本文


    取得元: 小松島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    2020年06月24日:令和2年6月定例会議(第3日目) 本文 ◎ 議長(出口憲二郎議員)ただいまより本日の会議を開きます。  本日の議事日程については,お手元に配付いたしましたので,御了承願います。  これより,本日の日程に入ります。  日程第1 議案第37号から議案第55号までについて,一括議題といたします。  これより,議案に対する質疑及び市政に対する一般質問に入ります。  通告の順序に従い,順次発言を許可いたします。  15番,井村議員。               [15番 井村保裕議員 登壇] ◎ 15番(井村保裕議員)皆さん,おはようございます。令和2年6月定例会議に発言の機会を得ました,新風はなみずきの井村保裕でございます。  まず最初に,市民の皆様におかれましては,新型コロナウイルスの感染防止のために,不要不急の外出の自粛や自宅待機等最大の自己防衛に御理解と御協力をいただきまして,ありがとうございます。また,医療従事者をはじめ,関係者の皆さんにおかれましても,拡大防止に御尽力をいただいておりますことに併せて感謝を申し上げます。また,中山市長さんにおかれましては,この度の市長選挙での御当選,誠におめでとうございます。新しい小松島市のかじ取り役として,その豊富な経験と行動力で,安心,安全で活気のある小松島市に向けて御尽力いただきますようお願いいたします。  さて半年ぶりの一般質問となりました。今回の通告は,新型コロナウイルス対策についてと小学校再編計画について,市長部局が新体制となった新しい小松島市の今後についての大きく3点でございます。  まず最初に,新型コロナウイルスの感染対策についてお聞きいたします。  振り返ってみますと,今年の1月頃から新型コロナウイルスの感染の脅威が報道され始めました。まさか世界中で感染者が900万人を超えるような世界を巻き込む大きな騒動になるとは,当初,思ってもみませんでした。当初は,御高齢の方や肺疾患を持つ方が感染すると重篤化しやすいといった報道でしたが,何より感染すれば治療薬がない,感染防止のワクチンもない,自己免疫での回復に頼るしかないといった恐怖の中,タレントの志村けんさんがウイルスに感染して亡くなられた辺りから,我々の意識も危機感を持ってきたように思います。  社会の経済活動がストップし,自宅で過ごす時間が長くなり,新しい生活習慣に変わりつつ,それに慣れたかのように感じます。やっと非常事態宣言も解除となり,県境をまたぐ移動も解除となりました。全国的にも以前の生活に戻りつつある中で,このまま収束を願うばかりでございます。そこでお聞きいたします。  初日の1番ということでございますので,まず大きな観点から,感染防止対策のこれまでの取り組み状況と緩和に伴う第2波,第3波への今後の対策についてお聞きいたします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)井村議員の御質問にお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症の防止対策のこれまでの取り組みでございますが,2月21日に準備会議を開催し,その後,感染拡大に伴い,2月26日,警戒本部,3月27日に対策本部を設置いたしました。現在までに13回会議を開催し,本部会議の中で,国,県及び庁内における情報共有や本市の対応方針等を決定しております。  1点目としまして,うがい,手洗い,せきエチケット,3密の回避など,基本的な感染対策に関する情報や感染拡大を予防するための新しい生活様式の実践例等について,ホームページ等あらゆる機会を捉え,市民に対して周知啓発を行っております。  次に,2点目としまして,本市の公共施設及び職員の感染対策については,2月下旬から各所に消毒液の設置や,トイレ等には手洗い啓発パンフレットの掲示,4月下旬には窓口に飛沫感染防止用シートの設置をいたしております。職員に対しても,3密を避ける行動,手洗いのアルコール消毒,マスク着用,執務室の定期的な換気及び消毒の徹底,5月11日からは時差勤務や分散勤務など,新しい勤務体制の導入を行い,感染防止及び行政機能の維持に努めております。
     最後に,3点目としまして,市が主催するイベント等については,2月下旬から5月末まで延期,または中止,市施設の貸し館業務についても,5月8日まで停止を行い,感染症発生のリスクを回避する措置を行っております。このような感染防止対策を実施することにより,本市においては,現在のところ感染者の発生は確認されておりませんが,6月19日に都道府県をまたぐ移動等の制限が緩和されたことに伴い,人の往来が全国的に再開することが見込まれ,今後,大幅な感染拡大の発生が危惧されているところです。  今後,予想される第2波,第3波の感染拡大の抑制に向けて,国,県の動向を注視しつつ,市民の方に感染防止に向けた啓発を含めた情報提供を行い,市民一人一人の行動変容を促すとともに,これまで実施してきた対策や感染防止に必要な消毒液等の備品についても,引き続き確保に努め,関係機関や関係部署と連携を図り,感染防止対策に努めてまいりたいと考えております。               [15番 井村保裕議員 登壇] ◎ 15番(井村保裕議員)お答えいただきました。もう本当に当初は何も情報がない,テレビをつけても,コロナの感染の関連のニュースばっかり。ただ,その中で恐怖をあおるようなニュースばっかりで,先の見えない感じだったのですけれども,5月に入って,後半については先が見えてきたような。その中で第2波,第3波については,当初のような対策でなくても拡大防止ができる,そんな雰囲気の中で,当初,過去に経験したことがない,本当に皆さん,経験したことのないような生活を体験しました。  特に,検温と手洗い,私も割とずさんな方だったのですけれども,手洗いと消毒,マスクが習慣になったというのも本当にこう変わったなと感じるところなのですけれども。当初,検温するときでも,もし高かったらどうしようとかいろいろありました。私もアレルギー,花粉症でくしゃみとか咳が出やすいタイプなのですけれども,当時はそれをするのも罪悪感があるような,そんな時期もあったように思います。  また,報道でありましたように,横浜の停泊中の豪華客船からも県内の方が出たとか,3月の末には京都の私立の大学生が帰ってきたら感染しとって,その地元の所で大きなうわさ話になってと,そんな話を聞きました。本当に小さな町で,学生がどこそこの大学へ行っとうわと言われても,特定しようと思ったらすぐできますよね。うちの近所でも誰さんがどこへ進学しようとか,どこへ就職しようとかいうのは分かりますよね。その中でああいうことが,事実ではなかったと今分かりましたけど,先日の新聞報道を見て分かったのですけれども,それがさも本当のように感じました。  そんなところで,本当に怖い話だなと感じたところなのですけれども,そこでお聞きいたしたいのが,発熱時のPCR検査,よくPCR検査と聞くのですけれども,よく分からない。PCR検査についての医療体制の状況や,感染時の風評被害,そういった個人情報の在り方について,お聞きいたします。             [保健センター所長 大島圭二君 登壇] ◎ 保健センター所長(大島圭二君)井村議員の御質問にお答えをいたします。  徳島県における新型コロナウイルス感染症についての相談,検査や治療の流れによりますと,37.5度以上の発熱,または呼吸器症状があり,かつ新型コロナウイルス感染症であることが確定した人と濃厚接触がある人や,37.5度以上の発熱と呼吸器症状があり,自身が発症2週間以内に流行地域に渡航や居住していた,または2週間以内に流行地域に渡航や居住をしていた人と濃厚接触歴がある人及び37.5度以上の発熱と,呼吸器症状に加え,入院を要する肺炎を疑う人などが検査の対象として挙げられております。  県内6か所の帰国者接触者相談センターや,かかりつけ医により受診調整の上,県内15か所の帰国者接触者外来や,1か所に開設されている,ドライブスルーによる地域外来検査センターにおいてPCR検査検体の採取がされ,保健製薬環境センターで1日最大192件の検査が可能とのことです。6月22日現在,県内で848件の検査が実施されております。PCR検査で,陽性反応と結果が出た場合の入院治療のために,県では11病院,130床を確保しているとのことであります。  なお,今後,感染拡大により,小松島市民に感染者が発生した折には,市民の皆様の不安が高まることが懸念されます。市内での感染発生時には,市として市民の皆様が冷静に対応できるよう,併せて感染者やその御家族,医療従事者やその御家族がデマを含めた誹謗中傷や偏見,差別を受けることのないよう,十分に配慮し,県と関係機関と連携を図りながら,プライバシーを守りつつ,正確かつ分かりやすい情報の提供に努めてまいります。市民の皆様におきましても,御理解,御協力のほどよろしくお願いいたします。               [15番 井村保裕議員 登壇] ◎ 15番(井村保裕議員)本当に徳島県が5人で済んだ,この期間中,感染者が5人で済んだというのが本当によかったなと,これで収まってよかったなと思うところなのですけれども。ある程度,11病院130床,確保されているということでございますけれども,感染者が認められた場合,当初の対応と今では変わっています。その中で,次の質問になるんですけれども,今までは全部イベントも行事も自粛,中止,総会等についてはこういういろんな形で,書面決議とかいろんな形で,もう今回はこういう形でと,自粛,短縮,簡素化,そういった形で来ました。今のこれからの状況になりますと,今後はどのように対応したらいいのだろう。相談もあったのですけど,市がするイベントは,この先,花火大会も中止と決まってますし,ここ,先の話も中止という行事,阿波踊りも中止になる中で,民間がされる行事についても,相談がありました。こんなことをしたいのだけど,やってもいいのだろうかとか,今まで毎年この時期にこれをやるのだけど,構わないのだろうかと,そういうような相談もあったのですけれども,行事やイベントが今後,再開されるようになっていくと思われます。そのときの行事やイベントの開催の有無については,その当事者の判断に任せるのでしょうか。まず,お聞きいたします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)井村議員の御再問にお答えいたします。  今後のイベント等の判断については,6月18日に国の基本的対処方針や,県の対策本部会議で示された,イベント開催制限の段階的緩和の目安である,屋内の人数上限1,000人かつ収容定数50%以内,屋外は人数上限,1,000人かつ十分な間隔,できれば2メートルの確保等に留意した上での開催の判断になってまいります。いずれのイベント等についても,適切な感染防止策を講じた上での実施となり,全国的または広域的な人の移動が見込まれ,参加者の把握が困難なイベント等については中止も含めた慎重な検討が求められ,最終的な判断は主催者となってまいります。               [15番 井村保裕議員 登壇] ◎ 15番(井村保裕議員)そうなのですよね。結局,当事者に,主催者に任せますと,では,やろうよというところもあれば,ここがしよらんのに,これをやったら何か言われるの違うのとか言うて,二の足を踏むというようなこともありまして,そこら辺りが本当にどこからやっていいのか。プロ野球とかだったら,今,無観客ですけど,だんだん徐々に観客を入れて,USJだったら,最初は地元だけやけど,次,一定期間置いたら隣の県,パスポートも,だんだんだんだん規模を広げていってというふうな解除のやり方というところもあるのですけれども,小松島市内で,さあこれから行事するとなったときに,そこらも十分踏まえてどうやっていったらいいのか,やっぱり協議せないかんところかなと思います。  次に,経済対策についてお聞きいたしたいと思いますが,この度の新型コロナウイルスの蔓延で,非常事態宣言が出されてから日本中の経済活動がストップしてしまいました。飲食店をはじめ,サービス業や生産者では死活問題といった業種もあれば,あまり影響がなかったという業種もあったとお聞きしています。しかしながら,全体的に見れば,影響は甚大であったと思います。現在の把握と今後の対策をお聞きいたします。              [商工観光課長 田中昭至君 登壇] ◎ 商工観光課長(田中昭至君)井村議員の御質問にお答えいたします。  当課では,国における中小企業等への資金繰り支援であります,セーフティーネット資金貸付けに係る認定事務を所管しております。この中で,この度の新型コロナウイルス感染症対応の関係の認定事務につきましては,本年の3月2日から開始をさせていただいております。当該事務における受付の状況によりますと,委員御指摘のとおり,当初の3月から4月におきましては,全国のニュースのとおり,飲食業や旅客に関するサービス業等に関連する業種からの申請が多数を占めておりました。しかしながら,その後は会議や協議ができないことなどによる各種工期の遅延や工事の中断によります製造業,建設業等からの申請の増加が多くなってきたと覚えております。現在では,景気の後退が原因となり,全業種から幅広く申請がある状況となっております。  かつての,リーマンショック発生時と現在では制度や状況等に相違があり,単純な比較はできませんが,県下における申請状況も同等またはそれ以上となるものと想定されておりまして,その影響は著しいものであると認識しております。  このような状況を踏まえ,本市では,予備費の活用をはじめとし,本年6月定例会議におきましても,新型コロナウイルス感染症対応施策に係る補正予算等の計上をさせていただいております。  まず1つには,飲食店への支援が急務でありましたことから,小松島商工会議所の主催によるクラウドファンディングを活用した飲食店応援プロジェクト,みらい飯小松島につきまして,前売り食事券の20%プレミアム分を本市の予算の予備費を活用して先行的に補助金を交付いたしました。  次に,売上げが減少した市内の中小企業,個人事業主様へ一律10万円を給付する,小松島市事業者応援給付金事業を開始いたしました。本事業につきましても,一日も早く給付を開始するため,この定例会議の開会日に先議をいただきまして,現在,支援給付を開始しております。これは,令和2年2月以降の任意の月におきまして,前年同月比の売上高の減少率が20%以上であり,かつセーフティーネット資金等による融資,もしくは日本政策金融公庫等が行う新型コロナウイルス感染症に係る資金繰り支援制度を受けている市内の中小企業,個人事業主様を対象としております。  給付金等の直接的な支援に続きまして,さらには新型コロナウイルス感染防止を目的とした業態変化や設備投資,またはそれに伴う売上変動への対策など,ウィズコロナアフターコロナの見据えた様々な事業者様のお悩みに対応するため,市内の中小企業,個人事業主様を対象とした,相談支援体制の強化を実施いたします。  商工会議所と連携いたしまして,中小企業診断士等の専門家の方による相談窓口を7月中旬から小松島商工会議所内に設置するほか,現状の把握や継続的相談を目的といたしまして,専門家の方とともに事業所を市職員が訪問するための経費等を計上させていただいたところでございます。  また,感染症の拡大に伴い,企業説明会や面接が今までどおりできない状況にあります,企業の採用支援といたしまして,動画を活用した専用アプリによる地元企業の採用支援事業を予定しております。  さらに,企業内の感染防止対策としてのテレワークの導入につきまして,今まで経験がない企業様が多いと思われますので,セキュリティー対策や労務管理等につきまして,次の第2波への準備として,また新たな働き方の御提案として,セミナーや個別指導など,工夫をしながら,サポートを実施していく事業なども予定しております。  いずれの事業につきましても,市内事業者様をはじめ,小松島商工会議所市内金融機関など関係機関への聞き取り等に基づき,制度設計を図ったところであり,引き続き市内事業者様の御要望に応じた事業継続に資する施策の実施に努めてまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [15番 井村保裕議員 登壇] ◎ 15番(井村保裕議員)いろいろ施策があって手続をされているということでございます。  私より現場の事業者さんの方がやっぱりよう知っておって,もうあの事業,手続したよとか,もう幾らもらったよとか,よく聞くのですけれども,今,答弁の中でクラウドファンディングのみらい飯が出ました。議会の方にもチラシを頂いて,案内もあったのですけれども,2種類あって,お店指定と全体と。まだ締切りが終わってないので,委員会のときに,また,どれぐらいどうだったかというのを聞けたら聞こうかなと思うのですけれども,店指定は大体分かるのです。その全体の方のときに,全体の方だったら,もう本当に寄附みたいな形になるのだけれども,ではなくて,その全体の方も何と言いますか,細分化して,今まで行ったことのない店に行くきっかけになるような,そういうふうなことができなかったのかなとか。チケットみたいに,10枚だけど12枚ついていますよというコーヒーチケットみたいな,喫茶店の感じだけど,そんなので細分化して,いろんな店にも行けるような,そんなのもできなかったのかなとかは,いろいろ案内をもらってから考えてたのですけれども,理由があって,全体としてというのがあったので,またそれは委員会のときに,後ほど聞かせて,通告してませんので,聞かせていただきたいなと思うところです。  次に,市独自の対策についてということで,早いうちから取りあえず10万円,みんなに渡しますと国の方が言いながらなかなかどんなのだろうという中で,定額給付金の10万円の振込手続等をはじめ,市長,副市長不在時には中西政策監を筆頭に,職員一丸となって取り組んでいただきましたが,一方では,市長不在により,ほかの市町村がやっているような独自の対策はできていないのではといった市民からの厳しい意見もありました。そこでお聞きいたします。  本市に合った独自政策を取り組むのかどうかお聞きいたします。               [財政課長 南 賢治君 登壇] ◎ 財政課長(南 賢治君)井村議員の御質問にお答えいたします。  この度の新型コロナウイルス対策予算につきましては,主に国からの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を主な財源といたしておりますが,この交付金を活用する際には,市の単独事業,または国が認めた国庫支出金の一般財源充当額に充当することが条件となっております。したがいまして,基本的にこの交付金を活用している事業につきましては,本市独自の事業ということになろうかと理解いたしております。そういう意味では,今議会初日に先議いただきました,一般会計補正予算(第2号)において,議員の皆様からの御提案によります,議員報酬や委員会視察旅費の削減による御協力を賜りまして,666万5,000円の財源を捻出していただき,残りの部分にこの交付金を充当いたしました,ひとり親世帯等応援特別給付金支給事業,1,178万3,000円につきましても,本市の独自の事業ということになると考えてございます。  さらに踏み込んで,議員御質問の,小松島市独自の本市に合った施策ということを県内の他の自治体が新型コロナウイルス感染症対策として取り組んでいないような独自の施策という意味で捉えて,この度の一般会計補正予算(第3号)を改めて見直しますと,まず,市長報酬の減額分を財源充当いたしております,授業日数確保のための夏休み期間短縮に伴う給食費無償化補助金は,年間の給食費を無償化している県内の2自治体を除き,コロナウイルス対策として打ち出しているのは本市のみかと存じます。  また,コロナウイルス感染症対策消耗品空気清浄機等を購入した,医療機関1施設につき購入費用の3分の1を最大10万円まで補助するという地域医療体制支援事業につきましても,医療機関を対象とした補助制度は,県内の他の市町村の例として見たことのないものでございます。  さらに,アフターコロナを見据えた産業活性化策のうち,雇用創出事業につきましても,事業の名称はともかく,内容といたしましてはテレワーク業務の推進支援等を含むものとなっており,本市の独自色の強い内容となっております。  以上のような事業が,議員御質問の新型コロナウイルス対策として,小松島市独自の本市に合った施策であると考えておりますので,御理解賜りますようお願い申し上げます。               [15番 井村保裕議員 登壇] ◎ 15番(井村保裕議員)当時,新聞でいろいろどうのこうの,この自治体がこんなことをするとか,この自治体が子育て支援対策に一人幾らとか,報道されていました。恐らくはこの3月末の何でも使ってもいい,コロナ対策に使ってもいいよという臨時交付金,それを当て込んで,前もっての施策だったのだろうなと,私も新聞を読みながら見てたのですけれども,小松島市はそれができなかった。でも,それを分からないというか,それで何もできてないかという方がおいでたので,こういう質問をさせていただきました。  次に,小・中学校休校に関する影響についてお聞きいたします。  新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から,小・中学校が臨時休校となりました。子どもが家にいるために,家族にも負担が大きくなり,あらゆるところに影響が出たように思いますが,それよりも,子どもたちが学校に行かなくて本当に大丈夫なのだろうか,心配いたしました。授業数の確保や,子どもたちの学力向上に向けた今後の取り組みをお聞きいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)井村議員の御質問にお答えさせていただきます。  令和2年4月7日に緊急事態宣言が発令されましたが,本市では4月8日に始業式,9日に入学式を行い,10日まで学校を再開し,翌11日から5月6日までを臨時休業としました。さらに,緊急事態宣言の延長を受け,5月7日から24日まで臨時休業も延長しました。この臨時休業期間中で,本来授業をする予定であった日数は26日となります。5月25日から1週間,教育活動スタート期間を設定し,6月1日より通常授業に戻っております。小松島市では,臨時休業期間中は3密を防ぐための地域別分散登校や,学年別分散登校なども行い,小・中学校とも,臨時に登校日を数回設けました。  井村議員が御心配されている子どもたちの学力保障への取り組みについてお答えさせていただきます。  教育委員会は,26日間,授業ができなかったことを受け,小・中学校校長会と十分に協議を重ね,今後,確保しなければならない授業時数等を算出しました。木曜日の6時間目の活用,学校行事の見直しなどでは,26日間の休業期間中の学習の後れを取り戻すことはできず,また,このウイルス感染症の第2波も想定に入れ,10月中旬の1学期末までに,後れた学習を取り戻すためには夏季休業期間中に給食を実施しながら授業日を設けざるを得ない状況になりました。  そこで,市教育委員会といたしましては,7月21日から8月30日までの夏季休業期間中に授業日を設定することにしました。今年度に限り,小・中学校では8月7日まで授業を継続し,小学校は8月24日から授業を再開することで,17日間の授業日を確保し,中学校では,小学校よりも早い8月19日から授業を再開することで,20日間の授業日を確保して,早期に授業の後れの解消を図りたいと考えております。               [15番 井村保裕議員 登壇] ◎ 15番(井村保裕議員)小・中学校の休校は,実際的には新年度ではなくて前年度の春休み前から,3月の初旬から3月,4月,5月,春休みとゴールデンウイークを挟んで,ほぼ3か月,休校であったと。うちの子もそうなのですけれども,3か月も学校を休んで,心配したのは,きちっと生活リズム,自分の中で時間割を立ててきちっとメリハリつけて日常生活ができるのか,よく言われる,だらだら生活してゲームばっかりしよって,それができる子と,できん子で,この3か月でよっぽど差がつくのだろうなということは,話の至るところでそんな話になりました。  本当に学校が再開して,じゃあ,授業の間,じっと座っておれるのだろうかとか,急に学校が再開しても,授業しても子どもたちがそういう勉強する気持ちの切替えができてないのだろうかと,そんな心配する声もありました。今の話の中で,授業数を取り戻すために夏休みも短縮すると,6時間目もすると。それも詰め込むのは,授業数確保のために仕方がないのかなと思うのですけれども,私立の小・中学校は土曜日も学校をされてますよね。だから,土曜日の昼まででも,自分らがちっちゃいとき,土曜日も昼まで学校がありよったので,そういう授業数確保のために,それと,ここ最近は異常気象で,すぐ警報出ますよね。警報出たらすぐ学校は休みになりますよね。そうなったら,せっかく取り戻した授業数も,これから先,今年,台風は多いよと言われるのですけど,警報が出たらまたすぐに休みとなったら,結局また冬休みとか,春休みにまた影響していくのかなと心配するところではあるのですけれども,しっかり子どもたちのそういう環境と取り組むような体制づくりをお願いしたいなと思います。  次に,体育大会についてお聞きいたします。  新型コロナウイルス拡大防止のために,プロ野球やJリーグ等,プロスポーツをはじめ,アマチュアでは高校野球の甲子園大会のほか全ての全国大会,県大会が中止となりました。本市においても,中学総体が中止となりましたが,それに代わる大会の開催についてお聞きいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)井村議員の御質問にお答えさせていただきます。  コロナ禍の中,特に運動部で総合体育大会などを目標に熱心に部活動に取り組んできた中学校3年生にとっては,集大成とも言える総合体育大会の中止はやり場のない悔しさが募り,精神的にも大きなショックとなっています。現場の教職員はどのような形で中学3年生に部活動の引退を迎えさせることができるのか,苦慮していました。小松島市中学校体育連盟が中心となって,県中学校体育連盟,各専門部,中学校校長会なども交えて協議を重ね,現在,総合体育大会に代わる親善試合という形で計画を進め,既に先週,卓球,ソフトテニス,バドミントンの3つの競技で,小松島中学校,小松島南中学校による親善試合が行われました。今後,野球,バレーボール,バスケットボール,サッカーなどの競技でも,親善試合の規模や日程は異なりますが,開催に向けて準備を進めております。3密の回避,生徒の体調管理といった感染症対策や熱中症対策をしっかり行い,中学3年生の子どもたちの節目に飾ることができる親善試合が実現できるよう,教育委員会といたしましても,できる限りの支援をしていく予定でございます。               [15番 井村保裕議員 登壇] ◎ 15番(井村保裕議員)親善試合を組んでいただけるということでございます。今,御答弁にありましたように,卓球,ソフトテニス,バトミントンについては先週されたということでございました。たまたまなのですけど,私,緑地で中学校のサッカー,練習試合,交流試合を見ておりました。日常の生活に帰ってきたなと感じてたのですけれども,帰ってきて子どもに聞くと,いやもうバドミントンとか,今日もうこれで中学校引退したよという話を聞いて,学校が再開して,クラブ活動が再開して,やっとこれからというときに,早く終わってしまったんということで,本当にかわいそうなというか,もうちょっとさせてやりたかったなという気持ちがあったのですけれども,子どもたちのこれまで取り組んできた集大成としての晴れ舞台ということはやっぱりしてあげてほしいなと思います。  それに関連するんですけれども,この度の休校に関する影響で,保護者の中には入試に影響するのではといった心配があります。中学校3年生の一部には特色選抜によるアピールできる場がなくなったということで,従来のようにはいかなくなって戸惑っている生徒もおいでるようです。委員会としての高校入試に対するサポートについてお聞きいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)井村議員の御質問にお答えいたします。  本年度,受験を控える中学校3年生には,長期にわたる臨時休業による学習の後れへの不安があります。また,進路詮索にとって大切な夏休み中の高校体験入学や部活動体験入部も中止されました。さらに,総合体育大会の中止により,特色選抜の受験を考えている生徒も不安を抱えております。本年度も,徳島市第3学区における学区外進学者と学区内進学者の合格最低点の差から生じる不平等感を解消するために,城東高校は学区に関係のない全県募集校へ,また城南,城北,徳島北高校の学区外流入率を10%から12%に拡大するという方針も伺っております。また,令和3年度には,徳島商業高校の学科の再編もございます。  これらのことを鑑み,市教育委員会といたしましては,今年は例年以上に中学校3年生の進路選択に関しては,不安を解消するために,進路面談やPTC(三者面談)での情報提供,子どもたち一人一人に丁寧な対応をするとともに,充実した進学説明会の開催などを中学校へ指示しております。今後,8月末に県教育委員会より,令和3年度徳島県公立高校の生徒募集選抜要綱が発表される予定ですので,具体的な対応につきましては要綱を精査して検討していきたいと考えております。               [15番 井村保裕議員 登壇] ◎ 15番(井村保裕議員)お答えいただきました。特色選抜,特にスポーツでの特色選抜を希望している子どもたちにとっては,本当にそれにかけてスポーツに打ち込んできたという子もおりまして,戸惑っているなと感じているところでございます。  今,学区の再編についても説明いただきました。私は,学区はもうこれだけ子どもが少なくなってきて,小松島市の地形を考えると,駅2つ,3つで徳島市の学校に行けるのに,8%,10%の壁があるというのは,もう撤廃してもいいのと違うかなと。もう本当にこれだけ子どもが少なくなってきたら,競争で,私がこの学校でこれをやりたいとか,この学校でこういうことに打ち込みたいとか,いろんなそれぞれの高校に特色を持ってもらってそこに行ったらいいと思うので,当初は,地元は地元の高校に,小松島市の子は小松島高校なり,西高校なりに行ってもらいたいという思いはあったのですけれども,全体のことを考えて,小松島市の地形を考えると,本当にどんどん自分の行きたい所へ行ってやりたいことをやる,その方がいいのと違うかなと思っております。  次に,次の項目になるのですけども,次の項目の学童保育クラブと保育所,認定こども園の支援については,内容が保育料の返還ということになりますので,併せてお答えをお聞きいたします。  小・中学校は臨時休校となりましたが,保育所や認定こども園,学童保育クラブは子育て支援,保護者,就労支援の観点から開設されていました。職員,保育士,支援員も感染防止のために,体力的にも,精神的にもぎりぎりの対応であったとお聞きしています。また,保護者においても,感染を避けるために,協力できる世帯においては施設の利用を控えていただくよう要請し,ほとんど施設利用をしていない保護者もいたとお聞きしています。保育料や使用料の返還などはどうするのかをお聞きいたします。             [保健福祉部副部長 田渕恭子君 登壇] ◎ 保健福祉部副部長(田渕恭子君)井村議員からの御質問にお答えいたします。  本年1月中旬頃より,我が国において新型コロナウイルス感染症による感染者等の影響が大きくなり始め,2月27日に政府から全国の小・中学校等に3月2日からの臨時休業要請がなされました。対して,保育所や放課後児童クラブ,いわゆる学童保育クラブなどは,利用されている児童の保護者の多くが就労しており,また年齢的に家で留守番等が難しいと考えられる児童が多いため,原則開所をお願いするという通知が厚生労働省から出されました。本市でも,保育所,認定こども園,また各学童保育クラブは原則開所いただいておりました。  このような状況の中,徳島県においては4月16日から5月14日の間,政府からの緊急事態宣言の対象となりましたので,本市の保育所,認定こども園に登園されている園児の保護者の皆様に対し,家庭保育が可能な御家庭においては家庭保育を優先していただき,登園等を自粛していただくよう要請をいたしました。なお,本市の登園自粛要請の期間は4月20日月曜日から5月16日土曜日でございます。  この期間,自粛要請に御協力いただき,保育所,認定こども園への登園を控えていただいた御家庭には,小松島市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担に関する規則第3条の規定により,日割り計算による保育料の返還の手続を進めているところでございます。また,学童保育クラブの利用料は,本来ならそれぞれの運営の規程等で定められており,各クラブごとの取り扱いによるものですが,この度の新型コロナウイルス感染症拡大予防対策のため,御家庭の協力により,学童保育クラブの利用を控えていただいた場合には,国からも利用料の日割り返還につき,示されているところでございます。  本市も国の基準に基づき,日割り計算による利用料の返還をいたすよう,事務手続を進めているところで,確定次第,各クラブと連携し,各クラブを通じて保護者へ返還していただくようになると考えておりますので,御理解をいただきますようお願い申し上げます。               [15番 井村保裕議員 登壇] ◎ 15番(井村保裕議員)お答えいただきました。保育所,認定こども園については規則で定められていて,それに基づいてやっているということでございました。お聞きする中で,なるほどと思ったのは,0,1,2歳やね,3歳,4歳,5歳は既に無償化になっておるので,利用を控えてもらうも何も,返還も,もともと無償化なのでということで,なるほどと思ったのですけれども。今,説明があったように,学童保育クラブについては,まだそれぞれクラブごとの対応であると。そしたら,本当に小学校1年生の子は4月から入所希望を出しておって,自粛しておって,たまたま自分も自宅待機でおるので,じゃあ,子どもも預かりますと利用しなかった。丸々1か月利用しなくても,保育料を取られたら,何か損した感じと,保護者もそういったこともありまして,早急にその制度,決まらなかったら,先に払っておいて,後からそれを立て替えて払っておいて補助してあげるとか,あんまりそういうのは行政的にはやってない,もう決まってから手続してくださいというふうなイメージを持っておるのですけど,それができるのであれば,先,させてあげたいし,駄目だったら駄目なようにきちっと説明して,理解をもらわないかんということはありますので,そこら辺りはきちっと各クラブさんに説明してあげてほしいなと思うところです。  それでは,次に,2項目の小・中学校再編についてお聞きいたします。  私,個人的には小学校再編はもう避けては通れない,これまで段階を踏んで検討してきたと思っています。しかしながら,説明会にも出されたたくさんの課題と,地域ごとに市民の理解が得られていないのも現状です。  そこで,中山市長にお聞きいたします。  小学校再編計画についての考え方,基本的な方針をお聞きいたします。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)井村議員の御質問にお答えをいたします。  学校は未来の小松島市を担う子どもたちを育んでいく大切な場所であり,魅力と活力ある小松島市を創造するため,また地域の伝統文化を継承するためにも,小松島市を愛する子どもの育成が大切であると考えております。しかし,全国的な少子化の傾向と同様,小松島市においても,児童数は毎年減少しており,また施設についても,老朽化が進行しており,小学校の再編については,議員おっしゃるとおり,避けては通ることはできないものと考えております。  まずは,子育て世代をはじめとした幅広い市民の皆様から,直接,御意見を聴取するための会を開催し,頂いた意見を反映できるよう,教育委員会ともしっかりと議論をしながら取り組んでまいりたいと考えております。 ◎ 議長(出口憲二郎議員)小休いたします。                午前10時57分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前11時10分  再 開 ◎ 議長(出口憲二郎議員)小休前に引き続き会議を開きます。  井村議員。               [15番 井村保裕議員 登壇] ◎ 15番(井村保裕議員)御答弁いただきました。皆さんの意見もしっかり聞いて取り組んでいくと,意見聴取もしっかりいただけるということでございます。就任されたばかりなので,現状を見てしっかり時間を取ってやりたいというところもあると思いますけれども,これまでの継続した流れの中で,そんなに時間をかけてのんびりやれる,そんな時間はやっぱりないと思うのです。やっぱり,急かすわけではないのですけれども,ある程度のスパンを持って,計画的に進めていただきたい。  それを踏まえて,次に教育委員会にお聞きしたいと思いますけれども,3月定例会議,再編についてはこれまでたくさんの議員が質問してきましたし,今回の議会においても通告も出されております。そんな中で,3月定例会議において市長部局との連携強化を答弁されておりました。これからどのように取り組んでいくのかをお聞きいたします。               [教育次長 勢井孝英君 登壇]
    ◎ 教育次長(勢井孝英君)井村議員の御質問にお答えいたします。  小松島市立学校再編実施計画につきましては,本年3月末で現在の計画案を成案にできるよう取り組んでまいりましたが,市議会3月定例会議の議決済みであった,3月26日に市議会から市長及び教育委員会へ,小松島市立学校再編実施計画に対する意見書を頂きました。教育委員会ではこの意見書を重く受け止め,実施計画案を当初予定どおりの日程での成案とはせず,継続審議の取り扱いといたしたところでございます。  特に,この意見書では,市民の十分な理解をいただけるようにするため,市長部局との連携が重要であるとのことから,教育委員会と市長に出されたものであると受け止めております。そうしたことから,市長部局の関係各課との連絡調整を行う,小松島市立学校再編連絡調整会議の開催を本年度当初から準備をしてございました。しかし,この会の座長となる副市長が退任したことによりまして,連絡調整会議の早期の開催が難しくなり,その後,市長も不在となったため,再編計画の決定については,市長部局との合意の下,進めていく必要があると考えておりましたが,さらなる時間を要することになった次第であると考えてございます。  今回,市長及び副市長が新たに就任し,その新体制の下,市長が先ほど話されたとおり,幅広い意見を聞き,教育委員会と市長部局とで連携し,全市的な協力を得て学校再編に取り組んでまいりたいと考えておりますので,御理解のほどお願いいたします。               [15番 井村保裕議員 登壇] ◎ 15番(井村保裕議員)ご答弁いただきました。  次に,小・中一貫についてお聞きしたいなと思うのですけれども,今回のこの新体制になった,市長もしっかり意見を聞いて進めていくという答弁もありましたけれども,これが再編のさらに進む1つのきっかけになると思います。その上で,さらに質の高い,説明会にもありましたように,小・中連携という言葉を使われておりましたけれども,小・中一貫の教育というのも今後,その選択肢の1つになってくるのかなと思います。ただ,現在,小学校6年生の子どもが中学校へ進学するときに,県内の私立中学,附属,中高一貫,いろんなそういうところに進学されて,約1割の子どもさんが進学されている。当初,私,2割ぐらいかなと思っておったのですけれども,今回の通告で調べていただくと,約1割ということで,1割の子どもたちが進学している。あとの9割の生徒たちが,地元の中学校に進学しているという現状の中で,その地元の中学校に進学する子どもたちのために,よりよい環境で質の高い環境,そういったことを説明会で言われておりましたけれども,小・中一貫を導入した場合の成果と課題について,をお聞きいたします。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長(花岡武志君)井村議員の御質問にお答えさせていただきます。  まず,小・中一貫教育の定義につきましては,小・中学校が互いに,情報交換や交流を行うことを通じて小学校教育から中学校教育への円滑な接続を目指す教育を,小・中連携教育としております。その小・中連携教育のうち,小・中学校が目指す子ども像を共有し,9年間を通じた教育課程を編成し,系統的な教育を目指す教育を小・中一貫教育としております。本年1月に,文教厚生常任委員会の視察で,広島県の府中市と呉市に随行させていただきました。両市では,小学校,中学校の教職員で,9年間を通じて,実現したい教育目標を共有し,一体的な組織体制の中,9年間一貫した教育課程を編成,実施する中で,小・中学校間での相互乗り入れ授業,教科担任制,小・中合同行事,合同研修を行うなど,市内全域で小・中一貫教育に取り組んでいる報告を両教育委員会よりお聞きをいたしました。その報告の中で,小・中一貫教育の成果として,学力面での安定傾向が見られるようになってきており,全国学力・学習状況調査において,平均正答率の向上が見られたり,基礎・基本の定着状況調査などにおいて,以前と比較し,改善する傾向が見られたりしているとお聞きしているところは記憶にも新しいところでございます。小・中一貫教育の取り組みについては,府中市において4つの中学校区を単位として4学園で構成をされておりましたが,同じ市内でも,学校施設の配置や施設環境も異なっておりました。全国的に見ましても,施設の形態や教育課程の在り方など,地域の実情に即し,多様な形態が存在しているのが実情でございます。小・中一貫の教育が考えられる成果や課題につきましては,今後,十分に検証し,小松島の子どもたちの実態に合う形を模索,検討していかなければならないと考えておりますので,御理解のほどをよろしくお願い申し上げます。               [15番 井村保裕議員 登壇] ◎ 15番(井村保裕議員)学校再編についてお聞きしたのですけれども,環境がよくなって,教育の質がよくなって反対する親はいないと思います。ただ,いろいろ説明会で出された課題の中で,一番大きいのは4校案ですけれども,既存の施設を使う,その既存の施設の学校のところの場所になるのかなと。通告には出していなかったのですけれども,やはり既存の場所を使う,これを前回,聞いたときも,取得する時間がないので,既存の施設というような説明を受けたのですけれども,1つのきっかけとして,やっぱり新しい場所を確保しに行くというのも検討してもいいのでないかと。そのことによって,新しい場所に新しい環境で,ソフトもハードも,新しいよりよい環境でという方が,本来は一番理解を得やすいのかなと思うのですけれども,それについては,さらにいろんな課題がかかってくるというのは分かっておるのですけど,あえてここで言わせていただきました。  この2項目を終えたいと思います。  最後の3項目,市役所の正常化ということでお聞きいたします。5月には市役所の正常化という言葉がキーワードとなっていました。市長,副市長も選任されまして,正常化されて本当によかったなと思っています。市長,副市長不在の時期を乗り越えて新体制となりました。これから市民のための市役所として,市長としてどう取り組んでいくのかお聞きいたします。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)ただいま,井村議員から市役所の正常化についてどう取り組んでいくのかという御質問をいただいておりますので,お答えをいたしたいと思います。  まず,私自身,市役所の正常化といったことに関しまして,本当に市役所が正常でなかったかという認識は全く持ってはおりません。この2か月間,中西政策監を筆頭に,職員の方々は事務執行に全力で取り組んできたと実感しております。よって,個々の事務事業は大きく混乱もなく,粛々と遂行されており,大変心強く思っております。  私が6月8日,市長に就任し,22日には副市長の就任についても御承認をいただき,これでようやく3役が歩調を合わせて事務執行体制が整ったわけではございますが,今後は新型コロナウイルス対策の遅れを解消すべく,市民の皆様や議員の皆様方の御理解をいただきながら,一日も早い立て直しを図ってまいりたいと思っております。  そのためには,ずっと申し述べさせていただいております,私の理念の1つであります,市民の皆様との対話を積極的に行うことで,市民の皆様が既にお持ちの小松島市をこう変えたいという考えや意見がおありだと思いますので,その声を私に届けていただきたいと思います。私が皆様の声を拾ってまいります。  加えて,任期中,小松島市を新しく変えていく覚悟を持ち続け,新しい工夫を凝らしながら,困難な課題に対応していく必要があると考えております。そうすることで,我がまち小松島が変わり,市民の暮らしも変わるものと信じております。今後は早期に市民サービス向上につながる,ワンストップ窓口の設置や,防災や危機管理対策,新型コロナウイルスの対応もその1つでありますが,全てにおいてスピード感を持って,市役所全体で一丸となって取り組んでまいりたいと考えております。               [15番 井村保裕議員 登壇] ◎ 15番(井村保裕議員)今の市長にもありましたように,本当に不在の期間,中西政策監にはお世話になったなと,重責を担っていただいたなと思っているところでございます。  次に,財政見通しについてお聞きいたします。  財政調整基金を取り崩している,本当に基金がなくなっていると心配する中で,この新型コロナウイルスの影響がなくても大変厳しいのでないかというのが懸念されておりました。それの上に追い打ちをかけるように,今回の新型コロナの影響でさらに財政面で厳しくなるのではと考えますけれども,今後の財政見通しについてをお聞きいたします。               [総務部長 西照保彦君 登壇] ◎ 総務部長(西照保彦君)井村議員からは新型コロナウイルスの影響によります今後の本市の財政見通しにつきまして,御質問をいただきました。  新型コロナウイルス感染症の影響といたしましては,イベントの中止や外出の自粛に伴い,サービス業を中心に収入の落ち込みが想定され,その結果,本市の歳入面においては,来年度の個人市民税及び法人市民税の落ち込みが想定されるところでございます。さらに,歳出面におきましても,家計への収入が減少することにより,生活保護世帯が増加することが見込まれるところでございます。そのことは,扶助費等の社会保障費の増加が想定されるところでございます。  これらの影響によりまして,歳入の減少と歳出の増加による財政悪化が見込まれるところではございますが,個人及び法人市民税の減収分の4分の3につきましては,普通交付税の基準財政収入額として算入をされますし,また生活保護に要する経費につきましても,4分の3については,直接,国庫負担金として,市に振り込まれ,残り4分の1につきましても,普通交付税の基準財政需要額として算入されることで,その影響は軽減されるものと想定をいたしております。  しかしながら,現実に市民税の減収分の残り4分の1につきましては,何の手当てもございませんし,また交付税で措置される見込みの部分につきましても,国の地方財政計画における地方交付税の推移の影響を受けますことから,楽観できる状況ではないと,このように考えております。こうした状況下ではございますが,今後の財政運営につきましては,国のコロナウイルス対策に関する補正予算の動向や,地方財政計画を十分に注視する中で,有効な財源の利活用など,今まで以上に創意工夫を凝らし,対応してまいりたいと考えておりますので,よろしくお願い申し上げます。               [15番 井村保裕議員 登壇] ◎ 15番(井村保裕議員)楽観視できないということでございます。本当にそうだろうなと思います。平成18年のときの非常事態宣言のように,本当にそこまで厳しくなるのでないか,それ以上に厳しいのでないかというふうな懸念もしておりましたけれども,そうならないように,本当にやらないかんことはやらないかんけれども,しっかり我慢せないかんところは我慢せないかん,計画的に事業していかないかんのかなと思っております。  それでは,最後に,職員の資質向上ということについてお聞きいたします。  職員の資質向上については,これまでも一般質問の中でたくさんの議員さんがいろんな研修会に参加とか,もっと予算をつけたらとか,適材適所で専門職をとか,いろんな意見をされてこられました。その中で今回新しい市長さんが生まれて,市長さんの中で,今後の市職員の資質向上について,こうやっていきたいというのがあれば聞かせていただきたいなと思います。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)井村議員の御質問にお答えいたします。  市職員の資質向上への取り組みについてでありますが,私が市長職に就任して以来,職員の皆様から事業に関する説明を受けたり,それに対して指示する中で感じたことは,皆さん,非常に勤勉かつ優秀であり,それぞれにすばらしい資質を持たれているということであります。市が行っている行政サービスは,それぞれの職員がこうした能力を十分に発揮し,的確に役割を果たしてこそ,市民皆様のニーズにかなう質の高いサービスが提供できるものと思っております。また,新型コロナウイルス感染症への対応や早期の発生が危惧される南海トラフ巨大地震への対策など,多くの課題に対応していくためには,市職員全体が職務に対しての自覚や真摯な姿勢,新しいことに取り組む意欲などをさらに高め,資質向上を図っていくことが大切と考えております。  本市では,職員の資質向上を図るための人材育成基本方針を策定しており,その方針に基づいた人事管理や,様々な研修,そしてその取り組みを支援する職場環境と組織づくりにこれまでも取り組んできております。ただ,もう1段階のステップアップを図るためには,新たな取り組みも考えていく必要があると考えております。  例えば,私の公約の1つでもありました,全職員の防災士資格取得につきましても,安全安心のまちづくりを進めるためであることはもちろんではございますが,職員の防災に対する意識を高めることで資質向上につながればという思いもございます。また,先日,部課長を通じて全職員を対象に市役所1階ロビーの有効活用について,というテーマでアイデアを募るという取り組みを行ったところでございます。職員自らがこうした企画を考えたり,参加することにより,それぞれのモチベーションが向上し,職員全体の士気と意欲も高まるのではと期待もしております。  今後は,特に部局を超えたテーマに取り組むときには,若手中心のタスクフォースを積極的に設置し,若い職員の意見を広く取り入れることにより,風通しのよい市役所づくりも目指してまいりたいと考えております。  このように,あらゆる機会を捉えて職員の資質向上を図り,市民の皆様へのより質の高い行政サービスが提供できるよう取り組んでまいります。               [15番 井村保裕議員 登壇] ◎ 15番(井村保裕議員)いろいろ考えておられるということでございます。本当にこれから取り組んでいただきたいなと思います。防災士についても,私も取りたいなと思っておったのですけれども,本当に職員さんの意識向上のためにもいいのかな。また,職員さんも以前から言われているのが適材適所,本当に適材適所で専門職のよりいいサービスのできるような市役所体制にしてほしいなと思います。  以上,3点について質問をさせていただきました。これからも本当にこの新型コロナの感染が収まって,小松島市が活性化ができて,経済が帰ってくる,本当にそういうふうになればいいなと思っております。  以上で私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍 手) ◎ 議長(出口憲二郎議員)3分間,小休いたします。                午前11時34分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午前11時37分  再 開 ◎ 議長(出口憲二郎議員)小休前に引き続き会議を開きます。  3番,近藤議員。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)皆さん,こんにちは。新風はなみずきの近藤純子でございます。令和2年6月定例会議におきまして質問の機会を得ましたので,よろしくお願いいたします。  新型コロナウイルスによる緊急事態宣言は解除にはなりましたが,今後の懸念など,生活や心労は計り知れないと思います。市民の皆様の命が最優先に守られ,少しずつ明るさや,さらなる活気を取り戻していけますよう,質問をさせていただきます。通告に従いまして,以下の4点について御質問をいたします。  まず1点目は,複合型災害に向けての新型コロナウイルス対策などについてであります。  2点目は,新型コロナウイルス感染症における子どもの心のケア,今後の学力保障及び生涯学習の取り組みについて。  3点目は,四国横断自動車道の小松島インターチェンジを生かした,暮らしやすく魅力的で何度も足を運びたくなる,本市の活性化に向けて。  4点目は,通学路安全推進プログラムと歩道の整備についてであります。  まず1点目の,複合型災害に向けての新型コロナウイルス対策等についてであります。  防災と新型コロナウイルス対策をどういった形で両立させていくのか。今後,避難リスクも高まってまいりますが,複合型の災害に対しての準備をしていかなければならないと痛感をいたします。先日も南海トラフ巨大地震を彷彿させる地震が起こり,今後も台風襲来や豪雨や土砂災害などの自然災害懸念からも人命を救うための避難所が改めて見直されるべきであります。現在は,新型コロナウイルス感染症という先の見えない戦いが続いておりますが,第2波の新型コロナウイルス感染症対策から,避難所についても新たな複合型の災害に備えられるよう,万全の対策を取る必要があると考えます。  まず,災害という観点からは,早急に豪雨や台風災害の出水期に備えるとともに,南海トラフ巨大地震も見据えていくことが重要であります。前回の3月定例会議におきましても質問をさせていただきましたが,災害リスクの高い地域から最優先的に検討を行う必要があると考えます。  まずは,起こったことに対して命を救うことが何よりも大切なことであります。さらに,新型コロナウイルス感染症については,第2波を見据え,災害が発生し,避難所を開設する場合には,避難所の3密の回避や衛生対策を徹底するなど,感染症対策に万全を期すことが重要になってまいります。  そこで,避難所について質問をいたします。  具体的な避難所開設といたしましては,指定避難所以外のサブ避難所の確保を検討し,避難所の選定,確保や全避難所への支援対策の構築は欠かせないと思います。市としてのお考えについて,お伺いをいたします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)近藤議員の御質問にお答えいたします。  第2波,第3波が予想される新型コロナウイルス感染症との長丁場を見据えた場合,自然災害との複合災害へのリスクが高くなると考えられます。今後,南海トラフ巨大地震が発生,もしくは臨時情報が発表された場合には,現在,策定を進めている小松島市南海トラフ巨大地震臨時情報防災対応方針に基づき,災害リスクの高い避難困難地域にお住まいの方や,避難行動要支援者の方には,事前に安全な避難所等に一定の期間,避難をしていただくなどの新しい避難行動要領を示していくこととなります。  こうした状況において,南海トラフ巨大地震をはじめとした自然災害が発生し,避難所を開設する場合には3密の回避など,感染症対策に万全を期すことが重要となってまいります。避難所での感染防止対策につきましては,徳島県が作成しました対応方針を基に,新型コロナウイルス感染症対策の避難所開設運営方針を策定しております。具体的には,避難をする際の市民の周知事項や避難所開設,運営における方針を記載しております。市民の周知事項として,避難所が過密状態になることを防ぐため,可能な場合は親戚や友人宅等への分散避難の検討や,避難所開設の1人当たりの居住スペースを十分確保することを基本とし,可能な限り,避難者同士の接触を防ぐ対策を講じることとしています。また,感染症対策に必要なパーティションやマスク,消毒液等の物資,資機材の確保に努め,開設する各避難所に配備してまいりたいと考えております。  そのほか,国及び県の対策方針等の中に,避難所における過密状態を未然に防ぐため,できるだけ多くの避難所を開設するとともに,現在65か所ある指定避難所以外の避難所,いわゆるサブ避難所の確保について,旅館やホテル等の宿泊施設の活用も検討するよう示されております。  このようなことから,避難者を分散できるサブ避難所の確保は喫緊の課題と認識しており,現在,市内2か所の宿泊施設に対して,災害時における宿泊施設の提供に関する協定締結に向けた調整を行っております。  また,今後,学校施設の教室の活用も図れるよう,教育部局とも連携し,先ほどの宿泊施設も含め,避難所のスペース拡充を図り,避難所においての感染症に対する安全確保に努めてまいりたいと考えております。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)御答弁をいただきました。避難所創設に向け,検討をしていただいているということがよく伝わってまいりました。具体的に親戚宅などへの避難や,プライバシーを確保されるテント泊については,4月21日に県で避難所開設における対応方針について決定されており,その後,自治体に運営依頼がされておりますが,全国版のニュースでも,本市の自立型パーティションの取り組みが報道をされており,全国に先駆けたすばらしい取り組みが行われておりますが,市民の皆様にも知っておいていただきたいので,質問をさせていただきます。  こちらがそのときに紹介されました,自立型パーティションになります。(パネルを掲げる)横幅が1.8メートル,奥行きが1.8メートル,訂正します。横幅が2.1メートル,奥行きが2.1メートル,高さが1.8メートルとなりまして,出入りがここの前の部分から,ここから出入りができます。そして,着替えやプライベートルームに使われます。そして,高さ,この上は開いておりますので,体調が悪ければ,それを見回っている看護師等の方が見つけてくれることも,訴えることもできるというような取り組みが全国に先駆けて注目をされておりました。  この自立型パーティションについて,質問をいたします。  自立型パーティションは,本市は何張り用意され,何人が利用をできるのでしょうか。お伺いいたします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)近藤議員の御質問にお答えいたします。  議員御質問の自立型パーティションは,災害時,屋内での集団避難生活における被災者のプライバシー確保等が可能なワンタッチで設置できるパーティションでございます。性状についてはナイロン製で,展開寸法は,縦横2.1メートル,高さ1.8メートルで,収容スペースは4.4平方メートルとなり,現在26張り保有しております。四方が囲まれたパーティションであることから,避難所における新型コロナウイルス感染症の対策に活用できると考えており,1張りでの収容人員は,世帯単位で最大4人での利用を想定しております。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)御答弁をいただきました。では,その自立型パーティションを備蓄している場所や避難所への分配方法について,どうなっているのか,お伺いをいたします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)近藤議員の御再問にお答えいたします。  当自立型パーティションの備蓄している場所は,ミリカホールの2階備蓄倉庫と,立江町の旧あいさい広場駐車場に設置している防災倉庫に13張りずつ配備しております。避難所の分配方法については,まだ備蓄数が十分ではなく,65か所全ての指定避難所の配備はできないことから,現在のところは体調不良者や要配慮者の方のために区画された専用スペースを確保することが難しい体育館など,大空間を有する施設への優先的な配備を検討しております。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)御答弁をいただきました。体育館や集会場などの密を避けたり,プライバシーを守るために,自立型パーティションのさらなる数の拡大や工夫が必要だと思われますが,市は具体的にどのような策を講じておりますか,お伺いをいたします。              [危機管理課長 橋本 啓君 登壇] ◎ 危機管理課長(橋本 啓君)近藤議員の御再問にお答えいたします。  先ほど答弁いたしましたが,現時点での備蓄状況は26張りと,十分な数が確保できていないのが現状でございます。当パーティションは,感染症対策として有効活用できる資機材と考えており,今後,国,県の交付金等を活用し,パーティションの数量を拡大してまいりたいと考えております。また,現在の運用方法としまして,体調不良の方などの専用スペースとして活用していくこととしておりますが,今後,必要数が確保できれば,避難者の状況に応じて,一般の居住スペースにも配置できるよう,各避難所に対して計画的に配備してまいりたいと考えておりますので,御理解のほどをよろしくお願いいたします。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)御答弁をいただきました。数が増えることにより,市民の皆様にとって,安全で安心な避難所空間となりますので,スピード感のある方向性でよろしくお願いいたします。  続きまして,新型コロナウイルスの第2波の対策に特化してお伺いをいたしたいと思っておりましたけれども,先ほど井村議員の方から御質問がありましたので,自分が感染症かどうか,また風邪かどうかの疑わしい症状がある場合には,その場合にはまた啓発等も行っていただきまして,その方を参考にできるようにしていただきたいと思いまして,質問の方は省かせていただきます。  続きまして,浸水対策に特化してお伺いをいたします。  河川氾濫における水害については,時間雨量50ミリ,100ミリを超える局所的な集中豪雨の発生件数は増加傾向にあると言われております。こうした河川氾濫における水害被害を未然に防止するためには,河川機能における治水施設を強固にすることは必要不可欠であり,安全な治水機能が確保できることが大前提であります。昨年12月の定例会議の一般質問においてもお伺いをいたしましたが,勝浦川右岸の田浦町西原地区について,四国横断自動車道建設におきまして,国,徳島県,小松島市と,田浦町,新居見町対策協議会との間に,平成20年9月,調印した約束事項であり,さらに近年多発するゲリラ豪雨などに備えた,対策強化を地域住民だけではなく,市民も求め,望んでおります。県事業ではありますが,このように治水対策は,市民にとって,安全対策に強い危機意識を持つべき案件でありますので,まず現在の取り組み状況について御質問をいたします。             [産業建設部副部長 小林 潤君 登壇] ◎ 産業建設部副部長(小林 潤君)近藤議員から御質問いただきましたので,御答弁申し上げたいと思います。  徳島県管理の2級河川,勝浦川の治水対策につきましては,地域住民の生命,財産を洪水から守るため,過去に発生した洪水,河川の規模,流域の資産等を踏まえ,平成5年来襲の台風7号,平成16年来襲の台風13号等の既往洪水について検討した結果,年超過確率を50年規模の洪水を安全に流下させることを目標に,堤防整備,護岸整備,河道掘削等の河川整備が徳島県により計画的に進められているところであります。  議員お尋ねの勝浦川右岸に位置する,田浦町字西原地区の治水対策におきましては,平成16年に来襲しました台風23号の洪水時に,堤防のり尻からの河川水が浸透する漏水が見られたことから,徳島県において漏水調査及び対策を検討した結果,平成24年9月から洪水時の堤防浸透の防止など,洪水を安全に流すための漏水対策工事に着手し,これまでに漏水対策区間約360メートルのうち,約90%に当たる約320メートルの整備進捗が図られておりますが,残る工事区間におきましては,諸事情により用地取得が進まない現状にあります。  このような中,徳島県におきまして,近年,大型化する台風や,激化するゲリラ豪雨による大規模水害等に対して,安全,安心な地域社会の構築に向け,徳島県国土強靱化地域計画に基づいた広域河川改修事業を活用し,令和2年5月に用地取得を伴わない河川内に洪水時の浸透に対して十分に耐え得る工法を採用し,令和3年3月の全計画区間の完成を目途とした,洪水を安全に流すための漏水対策工事に着手いたしたところでございます。  また,漏水対策工事の実施に伴って,周辺の生活環境に影響を及ぼさないよう,周辺環境調査及び水質調査を実施するなどの措置も講ずると聞いております。今後におきましても,引き続き,徳島県はもとより地域の皆様との連携強化を図るとともに,四国横断自動車道の関連事業であることからも,本地域の安全,安心の確保にしっかりと努めてまいります。 ◎ 議長(出口憲二郎議員)午後1時まで休憩いたします。
                   午後 0時00分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 1時00分  再 開 ◎ 議長(出口憲二郎議員)休憩前に引き続き会議を開きます。  小林産業建設部副部長。             [産業建設部副部長 小林 潤君 登壇] ◎ 産業建設部副部長(小林 潤君)午前中の私の答弁におきまして,平成16年台風23号と発言すべきところ,平成16年台風13号と発言いたしました。ここにおわび申し上げ,訂正させていただきます。申し訳ございませんでした。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)御答弁をいただきました。地域住民の念願でありました,勝浦川右岸の西原地区の治水対策工事,これに関しましては令和3年3月の完成を予定しているとの御答弁でありました。工事内容は,河川内において強固な工法により整備が行われるとのことで,非常にうれしく感じております。市民の皆様も同じように感じられると思います。引き続き,この勝浦川の治水対策についてお伺いをしてまいります。  昨年12月定例会議で,勝浦川における治水対策についての一般質問をさせていただいて以来,田浦町,前原町,江田町の皆様から御連絡をいただきました。私も連絡をいただいた方々と現場で直接お話を伺うことができましたが,台風などによる大雨の影響により,勝浦川の水位が上昇した際に,堤防からの漏水のほか,隣接する水田に水が吹き上がるなどの現象が見られるということでありました。これからの梅雨,そして台風シーズンを迎える中において,このような事象が見られるということは地域住民の皆様の不安は増すばかりではないかと思っております。  このような,いわゆる河川からの漏水の現象が発生していることは確かであります。勝浦川の水位上昇により堤防からの漏水が見られたり,水田に水が吹き上がったりしても,勝浦川の決壊には至らないといったことが言えるのでしょうか。それとも,西原地区のように,漏水対策の整備が必要なのでしょうか。御質問いたします。             [産業建設部副部長 小林 潤君 登壇] ◎ 産業建設部副部長(小林 潤君)近藤議員の御質問にお答えをさせていただきます。  河川堤防につきましては,住民の生命と財産を洪水から防御する極めて重要な防災構造物であります。徳島県管理の勝浦川の築堤区間におきましては,平成10年11月の豪雨,平成15年の台風10号,平成16年の台風23号等の規模の大きな洪水時に堤防漏水の発生が見られたことが確認されております。河川の堤防漏水は,河川水が堤防や基礎地盤等を介して堤体裏のり面や基礎地盤から漏れ出す現象であり,堤防決壊に至る恐れもあります。このため,河川堤防の機能を維持し,安全性を高めていくためには,洪水や地震といった外力に対して堤防の力学的な安全性の調査を実施するなど,より強固な堤防整備について,平成31年3月に徳島県が公表しました,2級河川勝浦川水系河川整備計画にも方針が示されておりますが,必要な対策を計画的に実施し,順次堤防の強化を図っていくことが重要不可欠であると考えております。今後,台風や激化するゲリラ豪雨による洪水時に堤防整備済みの区間も含め,のり尻付近からの漏水が発生した場合には,本市による水防活動はもとより,河川管理者である徳島県と連携し,適切な役割分担の下,漏水現象の位置と状況を確認し,また平常時,洪水時,洪水直後に大別し,堤防に求められる機能を満足させるための監視項目を整理し,モニタリングを行いつつ,堤防補強等必要な対策を講じていただきますよう,徳島県へ要望するなど堤防決壊等の重大災害の未然防止にしっかりと努めてまいります。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)御答弁をいただきました。堤防の強固な補強,それを実施していくとの御説明をいただきました。市民の皆様が安全で安心した暮らしが確保できますよう,強くお願いをいたしておきます。  続きまして,2点目は新型コロナウイルス感染症における子どもの心のケア,今後の学力保障対策及び生涯学習の取り組みについてであります。  3月2日に,速報で国より学校が休校になるとの連絡を受け,小中高生などは一斉に自宅で自粛生活を送ることを余儀なくされました。そのときに学校のオンライン事業などが行えない事態が生じました。感染第2波や第3波が訪れないことを祈るばかりではありますが,感染第2波による再休校に備え,児童生徒に環境の変化にできるだけ左右されることが少ないような家庭でオンライン授業を受けられる環境の整備が急がれます。  国は,全小中学生への端末配備を当初の計画であれば,2023年度中であったものを前倒しし,本年度内に配備するよう示しております。さらに,対象外の高校生にも配備するよう提言をしています。この機会に,何が起こっても切れ目なく対応できるオンライン教育を推進するため,タブレット端末の整備を推進してほしいと願いますが,教育委員会としてのお考えをお伺いいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)近藤議員の御質問にお答えさせていただきます。  議員のお話にあったとおり,新型コロナウイルス感染症拡大防止により,再度,長期間の臨時休校措置を講じる必要があれば,オンライン授業推進のために,タブレット端末の早急な整備は大変重要な課題と認識しております。本市では,本年度中に全ての児童生徒へタブレット端末を購入できるよう,6月補正予算案として上程させていただいております。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)御答弁をいただきました。  それでは,将来を見据えながら,タブレット端末の整備に力を注いでほしいと強く願います。病気やけが,また先生の手厚い家庭訪問などの働きかけにもかかわらず,登校ができない子どもたちのためにも,この機会にオンライン教育,オンライン授業を整備していくことは,自分が社会から取り残されていないという自覚が持て,学校への復帰も少しでも早期にできるのではないかと考えますが,そういう視点での市のお考えをお伺いいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)近藤議員の御質問にお答えさせていただきます。  市教育委員会といたしましては,長期臨時休業における子どもたちのICTの積極的な活用による学びの保障,そのための1つの手だてとしてオンライン授業は大変有効であると認識しております。また,先ほど,近藤議員が述べられた,不登校の児童,ひきこもりの児童に対しても大変有効であると認識しております。テレビ会議システムを利用して朝の会を開いたり,保護者や児童生徒からの質問や意見,子どもたちが抱える悩みに対応したりするといった,心のサポートに重点を置く取り組みもあります。また,学びを止めない,を目標に,学校にある端末を貸し出し,テレビ会議システムや学習教材コンテンツを有効に利用しながら,オンラインによる指導を実施している例もあります。しかし,学校と家庭をつなぐオンライン授業を実施する場合,学校の設備だけではなく,家庭でも情報通信環境が整っていることが前提となります。特に,多量のデータ通信をするためには,家庭にもWi-Fi環境があることが必要になります。しかし,そうした環境整備が困難な家庭もあることは認識しています。現在,各家庭でのインターネット通信環境の保有状況の調査を進めていますので,今後,その状況を踏まえ,オンライン授業の導入についても検討していきたいと考えております。  本市としても,子どもの学びが保障される環境づくりや取り組みを進め,インターネットを活用したオンライン授業の導入について,今後,デメリット,メリット等も十分に研究し,学校での通常授業,オンライン授業の双方を取り入れた学習方法も,ICT教育推進の重要性に鑑み,さらに検討してまいりたいと考えております。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)御答弁をいただきました。学びを止めない,先を見据えながら,取り組みに向け進めてほしい,その思いを強く持っております。よろしくお願いをしておきます。  続きまして,休校中はふだんできないことや興味のあることに目を向けることができた子どもたちもいたり,規則正しく学習に取り組めた子どもたちもいたりしますが,ゲームに没頭してしまうなど,昼夜逆転の生活になれてしまった状況に困ってしまっているという保護者の悩みもよく耳にしてまいりました。現在,学校が再開となり,急激な環境の変化に児童生徒は,一部には戸惑い,集団生活や社会生活を行うことが非常にハードルが高くなったと,保護者の悩みも深刻であります。子どもたちの心のケアが必要不可欠となってくると考えます。学校によっては,感染しないような様々な工夫が見受けられます。自分の体調を自分で気づけるよう体温チェック表をつけたり,小まめな手洗い,消毒を欠かさない習慣づくりをしたり,また,フェイスシールドを教師も子どもたちもつける工夫をしたり,ソーシャルディスタンスを保ったり,放課後,机やいすの消毒を欠かさないなど,物理的な予防は教員も子どもたちにも意識の中で定着してきているように見受けられます。  そこで,先ほど述べましたが,子どもたちが悩みを打ち明けやすくするような精神面での心のケアが不可欠であると考えます。年数を長く生きてきた大人においても,ここから先の見えぬ不安は隠せないものであると思いますので,ましてや子どもたちにはその脅威はもっと大きく,先ほども話の中に出てきましたが,受験などの不安はとても不安感が強まり,大人の想像の域を超える部分もあり,決して軽く見てはいけないと思います。自分の悩みを打ち明けやすくする雰囲気づくり,その思いをキャッチする教員の雰囲気づくり,そしてスクールカウンセラーやスクールソーシャルネットワーカーの方のお力も借りながら体制づくりが必要不可欠となってくると思いますが,市では具体的にどのような対策を取っているのでしょうか,お伺いをいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)近藤議員の御質問にお答えさせていただきます。  本市では,スクールカウンセラーが中学校区ごとに2名配置され,カウンセリングなどの心理的アプローチで解決に向けて支援を行います。この度の臨時休業中に14名の相談活動が行われています。また,スクールソーシャルワーカーは市内に1名配置され,福祉的アプローチで解決に向けて支援を行っております。また,各校の児童生徒一人一人に寄り添った心のケアは,臨時休業中は学級担任等を中心に,定期的な家庭訪問や電話連絡,個人懇談などを通じ,継続的な関わりを絶やさないように努めてまいりました。学校再開後は,学級担任を中心に,養護教諭などと協力しながら,全教職員で健康観察から,授業,休み時間に至るまで子どもたちの様子を見守っています。今後,児童生徒の状況を的確に把握し,相談の実施やスクールカウンセラーなどによる支援を行うなどして,一人一人に寄り添った心のケアに適切に取り組んでまいりたいと考えております。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)御答弁をいただきました。子どもたちも非常に安心できる体制であると痛感をいたしました。  続きまして,休校期間の学習を取り戻すためのカリキュラムを組まれていると思いますが,6月上旬に文部科学省からは教科書の内容を授業で扱う部分と,家庭学習など授業以外で学ぶことが可能な領域を示し,学習モデル案がまとめられる予定になっております。教科書を精査したところ,学習内容は減らさないようにし,1から2割程度は授業以外で学べることを提示しております。例えば,学習の定着を図るための演習などは家庭学習でも可能となったり,また感染を防ぐため,身体接触が避けられないような内容に関しましては,後回しにカリキュラムを持ってくることも提示されております。このような学習カリキュラム案も活用しながらの学力保障が望まれると思います。保護者からは,夏休み中の登校日数がかなり増えるため,教室のクーラーの使用頻度を上げたり,換気を十分したり,熱中症予防に水分を取るなど,健康面での懸念も多く寄せられておりますが,学力保障との調和のカリキュラムを本市としてはどうお考えでしょうか,お伺いをいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)近藤議員の御質問にお答えいたします。  小松島市においては,臨時休業による学習の遅れを取り戻すため,各小・中学校に必要な授業時数を算出し,授業実施計画,カリキュラムの見直しをしております。学校の実態,児童生徒の発達段階に応じて,詰め込みにならないように学習の理解状況を確認しながら,週当たりの授業時数を増やしております。具体的には,空いている木曜日の6時間目を活用します。また,音楽の歌唱や家庭科の調理,体育の接触を伴う運動など,感染リスクが高まる活動は当分の間控え,授業の順序を見直します。運動会,秋に延期した中学校の体育祭などの半日開催の検討など,学校行事の精選も行っています。  これらの対応で,学習の遅れを取り戻すことを進めていますが,通常時におけるこれらの見直し対応では,臨時休業期間中の学習の大幅な遅れを取り戻すことができないため,夏季休業期間中に授業日を設けることになりました。現時点では,秋季や冬季休業期間中に授業日の設定は予定しておらず,学校の創意工夫に満ちた各種対応で指導内容を本年度中に終えることができると判断しております。また,気温の上昇に伴い,感染症対策と併せて熱中症対策にも取り組まなければなりません。特に,登下校や運動時には距離を十分に確保して,マスクを外すなど,児童生徒自らが状況に応じて適切に対応できるように指導しています。本年度は1時間に2回,5分間程度の教室の換気を行うため,基本的には各教室のエアコンの設定温度を下げて,熱中症対策を既に行っております。また,夏季休業中にも授業日を設定することから,暑い時間帯での体育の授業や部活動を避けるなどの時間の工夫,適切な休憩時間の設定,水分や塩分補給など,できる対策を講じて,全教職員で子どもたちの命を守ります。熱中症対策は栄養と睡眠を取るなど,規則正しい生活が大変重要になることから,家庭との連携を十分に取って,感染症対策と熱中症対策を併せて進めていきたいと考えております。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)御答弁をいただきました。創意工夫に満ちた各種強化対応は心強い限りでございます。よろしくお願いいたします。  続きまして,新型コロナウイルス感染症では,医療従事者などの懸命の治療に当たってくださる方や生活インフラの維持に活躍されている方に対して感謝の気持ちを持つのは当然のことであるにもかかわらず,SNSによる誹謗中傷被害や,この度はテレビ番組出演の方もSNSによる絶えない言葉の暴力により,痛ましい事件も起こっている現実があります。学校が再開されても,新型コロナウイルス感染症の理由づけをし,苦痛を伴う状況を与えるなど,児童生徒の間で中傷が懸念されますが,誰一人傷つくことのないSNSの有効利用についての教育を望みます。学校では,情報モラルは,使用法を間違えると人を傷つける刃となってしまうことから,道徳をはじめ,全教科を通じて学ぶように取り組んでいらっしゃると思われます。一方,教育はあらゆる機器を通信でつなぐIoTやAIの進化により,デジタル技術革新を目指していかなければならない社会が到来してきております。技術革新も非常に重要となってまいりますが,情報モラルの側面も大切な命を守るためにぜひ徹底していただきたいと考えますが,学校教育の取り組みの実態について,お伺いをいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)近藤議員の御質問にお答えさせていただきます。  今回の新型コロナウイルス感染症に対する差別や偏見に対し,過去に4点ほど具体的に指示を出しております。  1点目は,新型コロナウイルス感染症に関する正しい情報や知識を基に,発達段階に応じた指導を通じ,ウイルスへの理解を深め,冷静に対応できる態度を育てること。  2点目は,発熱や医師の指示などにより,出席を控えているなどの児童生徒への偏見や差別が生じないように,生徒指導上の配慮などを十分に行うこと。  3点目は,学級担任や養護教諭などを中心としたきめ細かな健康観察や健康相談の実施により,児童生徒の状況を的確に把握し,スクールカウンセラーなどによる支援を行うなど,心の健康問題に適切に対応すること。  4点目は,児童生徒や保護者などが新型コロナウイルス感染症を理由とした,いじめや偏見などに悩んだ場合の相談窓口を適宜周知することも指示しております。  近藤議員が特に御指摘のSNSに関連した情報モラルに関しては,情報モラルを身につけさせるため小中学校では,情報モラル教育年間指導計画を作成し,道徳科や特別活動だけではなく,各教科と連携しながら,様々な学習活動を行っております。具体的には,情報発信による,他人や社会への影響,ネットワーク上のルールやマナーを守ることの意味,情報には自他の権利があること,情報には誤ったものや危険なものがあること,健康を害するような行動などについて考えさせる学習活動を行っております。また,ほとんどの学校で児童生徒,PTA向けに携帯,スマホ教室も開催し,責任ある行動を取る態度や,情報社会におけるルールやマナー,法律があることを理解して,それを守ろうとする態度をしっかり育てるように進めております。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)御答弁をいただきました。SNS有効利用のための情報モラルに対しまして,あらゆる面からの取り組みの様子が伝わってまいります。心が元気であってほしい,私が一番望むことでありますが,子どもたちが弱いときや悩みを抱えているときに打ち明けやすい雰囲気づくりをどうかよろしくお願いいたします。与えられた命,生きられるだけ生きてほしい。子どもたちに一番伝わってほしいと願います。SNSで便利になった分,心の健康が失われたのでは意味がありません。先端技術に興味,関心を持たせてもらうとともに,使用法の徹底を今後も継続して伝える教育をお願いいたします。  次に,新型コロナウイルス対策に関連して,市の生涯学習に関する取り組みについて質問いたします。  緊急事態宣言が解除され,やっと体育館が使えるようになったという声や,今までの運動不足が解消されるという声を,世代を問わずよく耳にします。新型コロナウイルス感染症を受けて,市民の方も理解は示しておりました。この機会に健康寿命を延ばすためにも,文化面やスポーツの面に重きを置いた機会を増やしてほしいとは思いますが,現在の新型コロナウイルス感染症は日々変動しており状況を細やかに分析,確認しながらの御判断になるとは思います。そこで,延期となっている行事の中で,形を変え,新しい様式の中で,可能なものは行事の開催を行っていくことも,市民の皆様の生きがいや体力づくりにつながってくると思いますが,今の状況の中で,市はどのようなお考えなのか,お伺いをいたします。              [生涯学習課長 寺橋和彦君 登壇] ◎ 生涯学習課長(寺橋和彦君)近藤議員からは,緊急事態宣言が解除されたことに伴いまして,文化面やスポーツ面に重きを置いた生涯学習の取り組みは,市民の生きがいや体力づくりにつながってくるのではないかと,こういった御認識の下で,教育委員会の考え方について御質問をいただきました。  議員も御存じのように,本市におきましては,新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から,図書館,中央会館等の文化施設や,市立体育館をはじめとしたスポーツ施設におきまして,おのおのの施設ごとに利用自粛,休館等の措置を講じてまいりましたが,この間,先ほど議員からも御指摘もございましたように,長期間において在宅での生活を余儀なくされたことによりまして,運動不足等による健康への影響が懸念されるような,こういった状況でございました。その一方で,あくまで,一般的な話ではございますが,企業等における在宅勤務の実施や教育現場におけるオンライン授業の試行など,これまでにはほとんどなかった取り組みをはじめ,在宅時間を有効に活用して大規模な清掃を行ったり,また屋内で完結できるような新たな趣味を見つけるなど,それぞれの状況に応じた創意工夫によりまして,これまでの生活様式を大胆に変更した方も多いように聞いているところであります。  その後,令和2年5月14日をもって,徳島県に対する緊急事態宣言が解除されたことを受けまして,本市におきましては所管施設の利用自粛,休館等の措置に関する段階的な緩和とともに,主催事業につきましても,一定の感染予防措置を講じつつ,可能なものから再開に向けた取り組みを進めてきたところであります。  現在のところ,延期しておりました会合等の開催をはじめ,例年,秋に実施しております,小松島市体育大会のように,実施の判断を保留としておりましたイベント等につきまして,それぞれの関係者による協議を進めてきている段階でございまして,まずはこれらの事業の円滑な実施につきまして,全力を傾注してまいりたいというふうに考えております。  芸術,文化やスポーツを楽しむということは,創造性を高めたり,健康増進を図ったりするといった効果とともに,特に高齢の方にとっては生きがいづくりや介護予防等にもつながっていく大変重要な要素であると考えております。こういったことから小松島市教育委員会といたしましては,今回の緊急事態を1つの契機と捉え,小松島市文化協会や小松島市体育協会をはじめといたしました関係機関,団体等の御意見もお伺いをしながら,既存事業の実施手法や事業内容のさらなる充実に努めるとともに,中・長期的な視点に立って様々な,ライフステージに応じた生涯学習の取り組みに関する研究を進めてまいりたいと,このように考えてございますので,御理解賜りますようお願いをいたします。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)御答弁をいただきました。もちろん,命が一番大切でありますが,市民の皆様の心と体の健康がしっかり保てることで,日々の生活の充実感を感じることができると思います。市民の皆様からは,硬式野球場や硬式テニスコートの整備の要望も強くいただいております。老若男女,全ての市民の皆様が多種多様なスポーツをできる場所を増やしたり,充実した文化面での生きがいを見いだす場所の確保や機会も増やしていただきますよう,また,強く今後の状況を見ながら要望をしていきたいと思います。これから新しい小松島市のまちづくりを進めていく上におきまして,新型コロナウイルスの状況を把握したり,感染予防対策をしっかりする中で,市民の生活を豊かにするために,文化やスポーツの振興ということをしっかりと心に刻んでいただき,市民の皆様の思いを実行していただくことを切にお願いいたします。  3点目は,四国横断自動車道の小松島インターチェンジを生かした,暮らしやすく魅力的で,何度も足を運びたくなる本市の活性化に向けてであります。  昨年9月の定例会議の一般質問におきまして,暮らしやすい活性化の視点から,都市計画マスタープランの見直しと,立地適正化計画の策定化について質問をいたしました。評価,改善を反映するとともに,近年の様々な課題を対応策に盛り込むなど,新たな計画策定を進められていることと思います。将来の小松島市の姿を展望する中におきまして,頂いた市民の皆様の声を,責任を持って様々な角度から,まちづくりに関する質問をしてまいります。  四国横断自動車道の開通に向け,小松島市内の区間をはじめ,徳島市区間並びに阿南市区間において整備が本格化しております。国においては,令和2年度の開通目標が公表されました徳島東インターチェンジから津田インターチェンジ間では,その完成に向け,着々と整備が進められております。先日,沖洲と津田の現場を直接見てまいりましたが,橋梁などの大型構造物の整備が進められており,高速道路の開通をうかがわせる姿に一変しておりました。徳島市の津田木材団地の津田インターチェンジでは,インターが整備されることに伴って,かつて材木を置いていた貯木場は,緑地・にぎわい拠点施設用地として企業を誘致するなど,様々な取り組みが進められているようであります。本市区間のことにつきましては,昨年12月に立江櫛渕インターチェンジについて一般質問をさせていただきました。今回は前原地区に整備が進みます,小松島インターチェンジの完成によりもたらされる,様々な効果などを期待しております。小松島インターチェンジができることにより,小松島市内の皆様が暮らしやすいまちづくり,ひいては定住促進につながることが1つ目の大きな柱であります。  もう一つは,市内外を問わず,京阪神や高松方面から何度も足を運びたくなるような魅力あふれる観光拠点であるという集客を目指すことであります。この2つの柱をもって,より魅力的な小松島市の周辺整備を大切に進めていただき,市民にとってより魅力的な小松島市の活性化につなげてほしいと強く懇願いたします。  本市をめぐる経済情勢が大きく変動している中,高速道路の契機を効果的に活用した,将来のまちづくりに生かすために,この度,市から都市計画まちづくりに関するアンケートが実施されます。市民の方の行動様式や交通手段,農地の考え方,望むまちづくりの方向性について,それぞれの方が今後,望むまちの考えを示す大切な情報を伝えることができる機会となっていると考えます。多種多様な生活様式や案などが伝えられると思いますが,前回の質問の趣旨を踏まえ,多様な生き方に対応したり,歴史や伝統を重んじながら,都市全体の機能から,免許証返納後も医療,福祉,中心市街地の活性化など,次世代を見据えながらの総合的なまちづくりを強く望みます。  前回3月の一般質問でも,都市計画と農林漁業が連動しました活性化について定義いたしましたが,市街化農地の有効活用について取り上げていただき,その面に関してはうれしく捉えさせていただきました。しかし,まちづくり計画は小松島市全体を様々な項目から見て計画するものであり,急速に変化する社会情勢を鑑みながら,将来のまちの姿を展望し,今のまちを考えることとなると思います。  そこでお伺いをいたしますが,小松島インターチェンジは本市の玄関口となり,第三次医療機関,徳島赤十字病院へのアクセスが容易にでき,大事な命の道となり得るなど,新たなまちづくりへの貢献となることが期待できます。しかし,一方では,近隣住民にとりましては,環境の激変となり,苦痛であるとの声も聞こえ,耳に刺さる思いであります。高速道路のインターチェンジができるということは,毎日,前原町など,近隣の方々が日々生活していく中で,インターチェンジができてよかったと思えるような便利な暮らしが送れる周辺整備や,楽しみである施設ができることも重要であり,ひいてはそれが小松島インターチェンジで降りたいと思う魅力の創出,集客も望めると強く考えます。小松島インターチェンジをおりてからの魅力的な施設を伴う,徳島赤十字病院方面に向けての幹線道路沿道の活性化が定住する方にも,観光目的の方にも,小松島市を住みやすく,すばらしい地域へと変貌させると考えます。その道路の魅力を求めたり,サービス向上の道があり,その先には,住みやすく,町並みがきれいになった良好な景観形成を保全するための中心市街地がある。そこには駐車場を取る工夫をぜひしていただきたいものです。そこから足を延ばせば,海の香りがする港がある,港の後背地の保全などの調和を適切に図っていくためには,良好な景観形成をこういった視点での小松島市の活性化が市民の声からも併せ持って考えた結果,できるのではないだろうかと,真剣な構想を描いております。住んでいる方にも住みやすく,また,足を運びたいと思う方にも,ともにわくわくする小松島市,明るい小松島市をぜひとも実現していただきたいと願います。地域住民との協働の下,市独自の制度形成も必要ではないかと考えます。その施策として,端的に言えば,地区計画,景観計画等の市決定の法的制度を駆使し,それに附帯するような条例を設けることも考えられますが,高速道路開通を見据え,幹線道路沿線などの整備,開発及び保全をどのような方針で,計画策定に臨まれるのかについて御質問をいたします。             [産業建設部副部長 小林 潤君 登壇] ◎ 産業建設部副部長(小林 潤君)近藤議員の御質問にお答えをさせていただきます。  四国横断自動車道は,四国8の字ネットワークを形成し,安全,安心を確保する命の道となることはもとより,経済,産業の発展,観光振興など,地方創生を実現するための重要な社会資本であることから,本市の最重点施策として位置づけ,国及び徳島県との連携のもと,鋭意その整備に取り組んでいるところであります。  平成26年3月に策定の小松島市都市計画マスタープランに,都市生活と活力ある産業活動を支える交通の軸となる都市軸において,高速道路のストック効果を市内全域に波及させるため,四国横断自動車道の前原地区で整備が進められております,小松島インターチェンジからのアクセス道路となる都市計画道路・江田-小松島港線を広域連携軸と産業拠点を連結する物流軸として位置づけ,人,物,情報などの流れを活発にし,活力ある地域産業を育むとともに,災害時の避難路や緊急輸送路としての機能を備えた都市軸として配置しております。  当該都市計画道路でございますが,平成31年2月に国道55号まで整備され,全線が開通したことから,近い将来に小松島インターチェンジが開通しますと,本市の中心市街地及び小松島本港地区と,四国内はもとより関西圏が1本でつながり,都市間や各地域の連携により,交通機能,防災機能を高めるなど,現在のマスタープランに位置づけております物流軸に加えまして,都市中心拠点から国道55号まで縦断する都市計画道路,芝生-日ノ峰線と連絡することから,広域幹線道路と地域幹線道路の一体性が確保され,中心市街地等の利用者にとって利便性の高い道路ネットワークが形成されることとなります。  このようなことから,次期都市計画マスタープランにおきまして,中心市街地の利便性を向上し,活性化を図るための都市中心軸としての機能,役割も担うこととなるため,本市の玄関口として,県内外地域との広域的な連携,交流が促進するとともに,徳島赤十字病院や福祉関連施設などを生かし,医療,福祉の充実した,誰もが安全,安心して暮らせるまちを目指し,幹線道路と沿道との町並み形成などのユニバーサルデザインに配慮した,空間づくり等の新しい環境を創出するなど,幹線道路の整備効果を実感していただけるものと期待をいたしているとこでございます。  今後におきましては,都市計画の理念を踏まえ,まちづくりの具体性ある将来ビジョンを確立し,本市の玄関口としてふさわしい幹線道路と沿道における土地の有効利用や,安全で安心感のある環境を創生するための照明設備などによる生活環境の改善,良好な町並み景観,防災,防犯等環境づくりの基本理念及び取り組みについて検討し,全体及び地区別のあるべき市街地像を示すとともに,地区別の整備課題に応じた整備方針,地域の都市生活,経済活動等を支える諸施設の計画等をきめ細かく,かつ総合的に定める都市計画の基本となる,次期小松島市都市計画マスタープランの策定に,しっかりと努めてまいります。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)御答弁をいただきました。本市の活力と魅力を高められるよう懇願をいたします。高速道路から,昨年2月に開通しました,県道小松島港線を利用することとなります。国道55号交差点が本市の玄関となりますことから,県外から来訪する観光客などが小松島市の魅力が一目で分かるような標識,いわゆるサイン,またキャラクターを用いたモニュメントなどで案内することも効果的であり,重要,不可欠であると考えます。今後,進めていくに当たりまして,小松島有識者会議での議論も必要になってまいりますけれども,民間参入の意欲はもちろん,地元の願いをどのように構築していくのか,市民の意見や要望に応えるため,具体的にどのような調査を行っていくのかについて,お伺いをいたします。             [産業建設部副部長 小林 潤君 登壇] ◎ 産業建設部副部長(小林 潤君)近藤議員の御質問にお答えをさせていただきます。  四国横断自動車道における小松島インターチェンジ周辺地域及び中心市街地等へのアクセス道路である都市計画道路,江田-小松島港線につきましては,本市の玄関口として,市内へ訪れる観光客への利便性向上や,地域活性化を目指し,観光客の誘導を目的とする新たなまちづくりの創出,地域活性化に向けた取り組みが求められております。国におきまして,整備が進められております四国横断自動車道につきましては,今年度より国道55号から小松島インターチェンジへのバイパス関連整備に順次着手していく予定であるため,中心市街地等へのアクセス道路としての利便性を生かした,本市の玄関口としてふさわしい土地利用計画の誘導及び公共サイン計画などについて,具体的な検討作業を進めていく必要があります。  このため,より具体的なまちづくりを推進するため,次期都市計画マスタープラン及び立地適正化計画の策定に当たりましては,近年の少子高齢,人口減少社会に伴う社会経済情勢の変化をはじめ,都市計画及び都市計画道路の持つ機能や役割も大きく変化してきていることから,地域住民の意向を踏まえ,それぞれの地域の個性及び特色の伸長に資するよう,市の現状や課題,今後のまちづくりの方向性等を検討するため,市民1,400名を対象に,令和2年5月26日から6月19日までアンケート調査を実施いたしました。今後におきまして,まずは市民アンケート調査結果を分析するとともに,地域住民や関係機関,専門家等様々なお立場の方々で構成する有識者による会議を設置するなど,地域の情報と将来像を共有しながら,地域の将来像を描いていくこととなりますが,議会の議論はもとより,さらにそれを実現するための仕組みづくりとして,ホームページ等を活用した情報提供手法や,地域住民との意見交換会,地域住民参加によるワークショップ等を通じての意見把握など,各種の手法を活用した市民参加の推進などの取り組みを進めてまいります。併せて高速道路インターチェンジ周辺地域及び幹線道路と沿道,並びに後背地との一体的整備を効率的かつ効果的に推進していく必要がありますので,これまでの既成概念にとらわれることなく,思い切った緩和策を検討するなど,新たなまちづくりの創出を図ってまいります。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)御答弁をいただきました。様々な方法を用いて,魅力のある本市の玄関となることを切望いたしております。引き続き,たぬき広場を中心としたまちづくり計画について質問をいたします。  本市の市街地を見ていると,中心市街地を取り囲むように,山,海などの自然豊かな美しい景観が広がっており,こうした自然環境とともに長い歴史の中で自然と良好な関係を築き,育み,文化として醸成してきたことから,私たちの生活圏には,今も多くの自然が残っており,この自然環境を生かし,より魅力的な多機能型たぬき広場があり,周辺にはSL機関車がある広場,さらには中田駅から小松島港までを結ぶ遊歩道もあります。  最近,コロナウイルスによる災禍により,私たちの生活環境はかつてないほどの経済的,社会的な打撃を受けておりますが,先日,緊急事態宣言解除後には,私,直接ちょっと足を運ばせていただきましたところ,御高齢の方でお散歩をされていらっしゃる方,また,若い人が集い,サークルや子育て世代なども利用していたり,若い層が増えていたり,身近な自然,緑の持つ様々な機能など,価値を再認識させられるとともに,実際の光景を見て幸せそうな笑顔が私の心に響くとともに,観光地として十分魅力があると,心が踊りました。私なりにいろいろな方々に感想や要望を聞いたところ,たぬき広場にちょっとした休憩所が欲しいという声が多く聞かれました。特に,寒いときには温かい飲み物や,暑いときには冷たい飲み物,また他県の観光地化している公園などを参考にしてみると,例えば,暖かい小松島名産のちくわやフィッシュカツ,また市内の高校生が考案に加わったジェラートなどが味わえれば,若い世代や市内外を問わず本市に来訪していただける,多機能世代型の魅力あふれる公園広場となると感じました。他県の公園ではございますが,(パネルを掲げる)このようにパッと簡単に食べられる,そういうようなアイデアがあったりですとか,こういう感じで,少し座れる空間があったりするところに工夫が凝らされているように感じました。  私たちの暮らしを支え守ってくれる,かけがえのない自然環境をより輝かせ,その資源を地域活性化につなげればと考えておりますが,現在,中田町脇谷地区ではグリーンインフラに得られるよう,ハード対策が進められております。先ほど伝えましたたぬき広場などの公園整備においても,市民の意見をしっかり聞きながら,意欲的な整備に努めていただきたいと懇願をいたします。本市には様々な魅力があるものの各施設間は連絡しておらず,市外,県外の方にとっては,駐車場をはじめ,回遊するということも知らないまま,数時間の滞在でしかないと思います。  そこで,お伺いいたします。本市中心部には紀伊水道の良好な港,そして広がる緑豊かな山林などの自然環境に恵まれ,これまで整備していた公園や広場という公共財産が点在し,市民の触れ合いの場や憩いの場として重要な役割を担う貴重な資源となっております。こうした貴重な資源,私たちの暮らしを支え,守ってくれるかけがえのない自然環境をより輝かせ,その資源を地域活性化につなげるためには,グリーンインフラを有効に活用することに視点を置き,誘導案内版や,いわゆるサインやWi-Fiの設置,AIやIoTといった先端技術を活用し,地元と観光客などをつなぐサービスなど,観光の形を変える,新しいことを積極的に取り入れるなど,早期に効果を発現できるソフト事業を駆使することで,公共資産の活用方法を地元の住民とともに見いだしたプロセスを構築することが地域活性化の成功の秘訣ではないかと考えます。  現にこのWi-Fi,無料公衆無線LAN,これに関しましては,熊本地震の際には,情報が即座に現れ,非常につかみやすかったという話も聞いております。また,県外の方が来訪したときに,地域の特産物や魅力的なスポットを探すことができる。また,校外学習で子どもたちがタブレットを用いてまちを知るということで,実際に歩いて良さを知るということの利点がたくさん見えてまいります。現在,策定を進める計画,水と緑のネットワークを充実し,豊かな自然とともに生きる共生した市の強みを生かしたことも検討課題の1つとしてはいかがでしょうか。お伺いをいたします。             [産業建設部副部長 小林 潤君 登壇] ◎ 産業建設部副部長(小林 潤君)近藤議員からは様々な御提案をいただきました。御質問にお答え申し上げたいと思います。  本市には,清流や緑豊かな山林,美しい穏やかな海辺などの自然景観のほか,四国霊場やかつて鉄道跡に整備された小松島ステーションパーク,また現在整備中の日峯大神子広域公園などの都市や農山村等における景観は,現在及び将来における市民共通の財産であり,潤いのある豊かな生活環境の形成や,個性的で魅力ある都市空間の形成,さらには観光の活性化や地域間の交流促進を図るなど,大きな役割を担っております。このような恵まれた景観資源の中でも,中心市街地に立地する小松島ステーションパーク,また隣接するしおかぜ公園は自然環境保全,防災,景観形成,レクリエーションなど多くの機能を担っており,市民のみならず利用される皆様にとって,安全で快適な生活環境に不可欠な都市施設となっております。  四国横断自動車道の開通を見据えたまちづくり方策は必要不可欠であり,市街から小松島ステーションパークや,しおかぜ公園,日峯大神子広域公園等に来訪される皆様が安心して公園内を散策してもらうためには,公園に関わる情報を容易に得ることができる案内サイン等の充実,公園内におけるサービス向上を図るため,無料公衆無線LANの環境整備につきましては,観光と防災に資する地域活性化のツールとして検討する必要があると考えております。  また,新型コロナウイルス感染拡大の教訓を受け,感染拡大防止のための公園などでのワーケーションが可能となる,通信環境の整備や施設の改修なども課題の1つとなっており,そういった観点からも,提供すべき行政サービス及び利用者ニーズを把握するとともに,無料公衆無線LANなどの基盤整備のための国等による支援の状況や,導入しようとする技術の整備と,ライフサイクルコスト等を踏まえながら,前向きに検討を重ねてまいりたいと,このような考えでございます。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)御答弁をいただきました。中山市長さんがいつも市民の居場所づくりに熱意を込められておりますが,小松島市民の皆様,来訪してくださる方々に,居心地がいい,また来たいと感じられる魅力ある小松島市へと,市民の皆様の声をかなえていただけるものと願っております。広場,公園に関して,もう一点だけ御質問いたします。
     他県の観光地化している公園などのように,公園内にはいわゆる茶店などの飲食店施設が出店されるなど,にぎわいを生むため,公園内に飲食店施設の整備が進められているようであります。そこで,お伺いをいたします。  広場や公園内において,飲食店や売店などの設置を行えるよう,条例などを整備することで,民間のビジネスチャンスの拡大と,広場や公園の魅力向上の両立をさせることにつながるとともに,事業者が施設から得られる収益を公園整備や維持修繕の費用に還元するといったことも可能となってまいると考えます。今後,少子高齢化は急速に進む中におきまして,市街地にある広場や公園などの公共施設の役割は大きくなりますが,その機能の持続化を考えた場合に,やはり自主財源の確保が不可欠であり,これまでの発想にとらわれることなく,新たな発想を積極的に取り入れていく必要があると考えますが,中山市長のお考えをお伺いいたします。お願いします。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)近藤議員からは,四国横断自動車道の開通を見据えた新たな時代の都市マネージメントに対応した公園等の在り方に関する御質問をいただいております。本市の中心市街地にある小松島ステーションパークは,市民の憩いの場,多様なレクリエーションの場,地域固有の金長たぬきをモチーフにした日本一の銅像や,SL記念広場などの美しい風景,景観の形成に大きな役割を果たしてまいりました。  一方,都市を取り巻く社会状況は大きく変化してきており,平成5年6月に設置された小松島ステーションパークは,設置後約27年を迎えることから,公園施設の老朽化の進行,魅力の低下,公園空間の有効活用などの質的課題も顕在化しており,人口減少に伴う財政制約の中において,公園施設の効率的な整備,管理が大きな課題となっております。このような背景を踏まえ,国においては,これまで国が一律に定めていた基準が緩和され,地方公共団体自らの判断と責任において,独自の施策を実施する仕組みに移行してきております。  このように,公園政策が大きな転換期を迎えている中,都市機能維持,増進のために,たぬき広場,SL記念広場,物産広場からなる小松島ステーションパークを都市公園法に規定する公園として,法定化施設の位置づけを行うとともに,公園政策が新たな時代においていかなる役割を果たすべきか,多様化するニーズにどう応えていくかについて,民が担う公共サービスの在り方,柔軟性やスピード感,既存ストックの有効活用や整理,合理化を踏まえた都市機能の更新の在り方についての検討を進めるとともに,迅速な対応と決断をしてまいりたいと考えております。  そこで,まず施設の名称を企業等に売却して資金を得る,民間資金活用策のネーミングライツの導入を提案させていただきますが,ステーションパーク内にとどまらず,隣接する図書館施設等を組み合わせ,市民に愛され,まちの顔となる複合的なエリアとして検討してまいります。そのほかに,議員提案の民間事業者が整備するレストランやカフェ等の店舗の立地についても,現在の公園空間の有効活用などの質を向上させるため,地域サービスに資する配置計画の検討も進めてまいりたいと思っております。  また,先ほど担当副部長からも答弁いたしましたが,若者が集いSNS等で地域の魅力を発信するためにも,無料公衆無線LANの環境整備も重要であり,こうした環境整備も進めながら,交流人口の増加にもつなげてまいります。さらに,長引く新型コロナウイルスの感染拡大により,外食産業がかつてない打撃を受けている中,都市公園や広場を開放して,移動販売所,いわゆるキッチンカーによる販売許可を与えるなど,既存ストックをより柔軟かつ有効に活用するための取り組みを推進してまいります。  財政制約が深刻化する中,小松島ステーションパークがより活用され,より魅力的な場を創出するためには,新たな時代のニーズや地域の課題に柔軟に対応して,都市公園のポテンシャルを最大限発揮することが重要であります。小松島ステーションパークを地域コミュニティーの形成やにぎわい創出の拠点として,様々な施設の導入,イベントの誘致等により,魅力と活力あるまちづくりに取り組んでまいります。 ◎ 議長(出口憲二郎議員)小休いたします。                午後 2時12分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 2時25分  再 開 ◎ 議長(出口憲二郎議員)小休前に引き続き会議を開きます。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)中山市長さんより,前向きで具体的な御答弁をいただきました。さらに,新たな発想をいただきまして,活気あふれる小松島市,暮らしやすい小松島市が目に浮かんでまいります。大いに期待をしております。よろしくお願いします。  続きまして,通学路安全推進プログラムのその後と歩道の整備についてであります。大阪府北部地震からおよそ2年がたちますが,登下校中にあるブロック塀が倒壊し,尊い児童の命が失われたことは,今も私の中でその痛みが消えることはございません。本市におきましては,平成31年2月に,交通安全,防犯上の安全対策両面からの推進のための小松島市通学路安全プログラムを策定いたしております。この通学路安全推進プログラムについて,危険箇所の洗い出しや対策が行われていると思いますが,現在の進捗状況についてお伺いをいたします。               [学校課長 吉原稔祐君 登壇] ◎ 学校課長(吉原稔祐君)近藤議員の御質問にお答えいたします。  本市では,平成28年3月より,学校関係者,交通管理者,道路管理者,交通安全普及の関係機関により,小松島市通学路交通安全推進協議会を組織して,プログラムを策定しました。また,平成31年2月には通学路の交通と防犯上の,安全確保を一本化して取り組むため,小松島市通学路安全推進協議会と改組し,新しいプログラムを策定しております。市内の小・中学校を3つのグループに分けて,各学校が抽出した危険箇所について協議し,関係機関による合同点検を行い,ソフト面,ハード面からの対策の検討・対処実施の効果の把握,検証を行うなどの取り組みを進めてきました。平成28年度では47か所,平成29年度は14か所,平成30年度は13か所,そして昨年の令和元年度には,小松島,南小松島,北小松島,千代,児安の各小学校で,合計30か所の検証を行いました。交通に関して申しますと,平成30年度までの検証箇所の約90%で,安全対策を実施,または一部を実施しております。令和元年度,検証した30か所のうち,既に6か所では,止まれ,減速帯,十字マークの路面表示,カラー塗装,停止線の塗り替え,信号機の交換,転落防止用防護柵の設置の対策を講じております。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)子どもたちの命を最優先に考え,ハード面において前向きに進んでいますことに安心するとともに,今後も継続していただきたいと懇願いたします。国では歩行者と車両の分離と自動車の速度低減が掲げられております。県道小松島-佐那河内線の児安小学校前の歩道は,平成26年から小学校を中心としました約610メートル区間において,安全な歩行空間に向けた取り組みがなされ,これまでに地域の皆様や関係機関が連携したことにより,初期の目的が達成されつつあります。しかし,そこから西側は児童や高齢の方,中高生の通行も多く,大型車両やダンプカーが数多く往来するために,歩行空間の確保に向けて徳島県に対し強く働きかけを行っていただき,命を守るための安全確保を強く要望いたしますが,市としてのお考えをお伺いいたします。             [産業建設部副部長 小林 潤君 登壇] ◎ 産業建設部副部長(小林 潤君)近藤議員から御質問いただきましたので,御答弁申し上げたいと思います。  主要地方道,小松島-佐那河内線の通学路の安全対策につきましては,平成24年4月以降,登下校中の児童生徒を巻き込む重大な事故が全国で相次ぐなど,通学路の交通安全の確保は急務であったことなどから,通学路における緊急合同点検の実施や,通学路交通安全プログラムに基づいた通学路の安全確保に向けた取り組みを推進しているところであります。当該路線の沿線におきましては,児安小学校やこやす認定こども園などの公共施設があることから,通学路に指定されておりますが,朝夕問わず,乗用車をはじめ,石材等を運搬する大型ダンプトラック等の通行が多い幹線道路であるにもかかわらず,歩道が未整備であること及び災害時には児安小学校が,地域の皆様の避難場所となっていることからも,早期の歩道整備が求められておりました。  このため,道路管理者である徳島県におきまして,通学する児童生徒や地域住民の生活道路の安全な道路環境を確保するため,平成24年度から緊急性の高い児安小学校側を中心とした,延長約610メートル区間の歩道整備事業に着手し,関係権利者や関係機関等の御理解と御協力により,平成26年7月から本格的な整備が進められ,現在約90%に当たる約550メートルの整備進捗が図られているところであり,残る区間の一日も早い整備,供用を目指しているところであります。  議員お尋ねの西側方向への歩道整備につきましては,時間を空けることなく,さらなる歩行空間を確保することにより,登下校する児童生徒や地域住民の皆様をはじめとする道路利用者が,日常生活はもとより,災害時においても安全,安心の効果発現が期待されることから,地域の皆様及び関係機関等と一丸となり,道路管理者である徳島県に対し,早期事業化が図られるよう強く働きかけを行うなど,引き続き,安全,安心を実感できる道路交通環境の整備に向け,積極的に取り組んでまいります。               [3番 近藤純子議員 登壇] ◎ 3番(近藤純子議員)御答弁をいただきました。これからも引き続き,未整備区間において,歩行者と車両が分離された安全な歩行空間が確保され,時間を空けることなく,安全で安心な通学路の確保に向けた取り組みを一層推進していただきますよう,よろしくお願いいたします。命はたった1つです。今後におきましても,登下校の児童生徒が安全で快適に通行できる歩行空間の確保に向けまして,徳島県に対し強く働きかけを行っていただきたいと懇願をいたします。小松島市民の皆様のますますのこれからの御健康,そしてこのコロナ禍からいっときも早く,心,そして体が明るく,そして第2波,第3波に対しての備えが備わっている状態でありますよう,正常な状態に戻るよう祈っております。本当に貴重な時間をいただきました。これをもちまして,私の質問を終わります。御清聴どうもありがとうございました。(拍 手) ◎ 議長(出口憲二郎議員)マイク消毒のため,3分間小休いたします。                午後 2時35分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 2時39分  再 開 ◎ 議長(出口憲二郎議員)小休前に引き続き会議を開きます。  杉本議員。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)皆さん,こんにちは。令和2年6月定例会議において,発言の機会を得ましたので,順次質問してまいります。新風はなみずきの杉本勝でございます。  前段の2人の方からいろんな,コロナの話もたくさん出ましたし,非常に予防関係もたくさん言われまして,論議されました。私は小松島市民として,また市民の皆様方と二次感染がないようにともに努めていき,明るい小松島がこれからも進められるようにともに努力してまいりたいと思っております。  それでは,順次,1番目から質問に入っていきたいと思っております。  まず1番目は,日峯大神子広域公園(脇谷地区)の整備事業の進捗状況についての質問であります。  2番目につきましては,学校再編問題について,3番目につきましては,競輪場について,4番目につきましては,小松島市内におけるホテルの建設について,4点について御質問してまいりたいと思っております。  まず,1番目でありますが,日峯大神子広域公園につきましては,長年の夢であります,私の地元の皆様方が大いに期待しておるところでございます。この問題につきましては,皆さんも御存じのように,るる何年かかかっておりますが,その内容につきましての進捗状況をまずお聞きしながら,質問を進めてまいりたいと思っておりますので,日峯大神子広域公園の進捗状況について,よろしくお願いしたいと思います。            [まちづくり推進課長 溝杭慎二君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(溝杭慎二君)杉本議員の御質問にお答えいたします。  日峯大神子広域公園(脇谷地区)整備事業につきましては,都市公園の有する多種多様な機能,役割が発揮できるよう,取り組みを推進しているところであります。これまでの取り組みについて申し上げますと,地元住民の皆様や関係者の皆様の御協力をいただき,公園の西側部分にあった児童公園及びテニスコート等の一部撤去工事を終え,花水木を育てる会の御協力により,公園内に植樹しておりましたハナミズキ45本の移転が完了したほか,野球関係者並びに防犯関係者の御協力により,公園内に設置しておりました建築物の移転も完了いたしております。  また,公園用地につきましては,小松島市土地開発公社が先行取得した2万2,816平方メートルのうち,約53.9%に当たる1万2,295平方メートルの買戻しが完了しており,現在は野球関係者の御意見を頂きながら,野球場のバックネット裏スタンドの実施設計を行っているところであります。そのほか,公園敷地が埋蔵文化財の包蔵地であることから,これまで公園整備の進捗に合わせ,教育委員会と協議しながら,文化財保護法に基づき必要な手続や調査を進めているところでございます。引き続き,計画的かつ着実な事業の推進に努めてまいりますので,御理解と御協力を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)ただいま,進捗状況について御説明いただきましてありがとうございます。これは私,今回初めて聞くわけでなく,先般の9月定例会議,平成元年の9月定例会議にもお聞きさせていただいたのですが,そのときにつきましては,今以上の進め方がなく,少し進んだのかなというふうに聞きます。令和元年9月のときから,少し何か進んだかなと思っておりますが,この件につきましては,今,御答弁ありましたように,今後,頑張って進めていただきたいと思っております。日峯大神子広域公園につきまして,経過状況につきましては今の報告でよろしいのですが,市営グラウンドにおきます,埋蔵文化財の件についてお伺いしたいと思います。  数か月前から,昨年からずっと埋蔵文化財の工事が行われまして,先般,私がグランドへ行きますと,非常に作業の機械が全部撤去され,ほり掘りするベルトの道具も皆片づけられて,現在は,発掘調査をされておる状態ではございませんが,この埋蔵文化財掘りについて,現在,どのようになっておるか,お聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。              [生涯学習課長 寺橋和彦君 登壇] ◎ 生涯学習課長(寺橋和彦君)杉本議員からは,日峯大神子広域公園(脇谷地区)整備事業の進捗状況に関連いたしまして,埋蔵文化財の発掘調査の進捗状況についての御質問をいただきました。  議員も御存じのとおり,周知の埋蔵文化財包蔵地でございます,小松島市営グラウンド遺跡につきましては,複数年の試掘調査において調査範囲のほぼ全域で遺物等が確認されております。埋蔵文化財の発掘調査に関しましては,開発事業者が整備に係る施工方法や範囲等の事業計画を策定した場合に,文化財保護法に基づきまして,県に対して当該計画に係る通知を行うこととされておりまして,県はこれを受けて,文化財の保護に必要な勧告をすることになります。  先ほど,議員からもございましたように,昨年度末から今年度当初にかけまして発掘調査を実施してまいりましたが,これは県からの勧告に基づきまして,本年2月より野球場内の北側約1,000平方メートルを対象として実施をしたものでございまして,これにつきましては,4月末をもって発掘作業を終了したところであります。今後において検討を進めております,様々な工事等に際しまして,文化財保護法に基づく県からの勧告があった場合には,新たに発掘調査が必要になるということも考えられることから,工事の施工方法や施工範囲等につきまして,まちづくり推進課とも十分協議をしてまいりたいというふうに考えてございますので,御理解のほどお願いいたします。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)埋蔵文化財のほり掘りについての御答弁をいただきまして,この問題につきましては,一応4月で終わって,また後の分がはっきりしないということで,地域の皆様方は,一体どうなっておるのだろうかという不安を非常にしております。できれば,教育委員会の方は,そういう担当されて,こういう文化財をしておるので,できれば日時とか,どれぐらいの作業段階でやるのかなということは,分かればまたお知らせを願いたいと思っております。  それとこの市営グラウンドにつきましては,埋蔵文化財だけでなく,ここの管理が長年そのまま捨てられて,今,無管理の状態で長年ずっと放置されております。この問題についてお伺いしたいと思いますが,現在,あそこには多くの樹木が電気の線以上に上まで伸びております。また,周辺,それとグラウンド内の外野スタンド辺りにつきましては,非常に多くの草がたくさん生えております。ここにつきましては,虫,蛇,いろんなものの類が非常にたくさん出没しております。こういう関係で,地域の住民の方は草を自分の機械を持ってきて一生懸命刈ってくれるボランティアの作業の方がおいでます。果たして,地域の方に,今のグラウンドの管理を市の方でせずに,地域の方のそういう状態でお任せして進んでいっていいのだろうかという,ここらにつきましての,今後,この管理について,どのように考えておられるのか,御答弁をお願いしたいと思います。            [まちづくり推進課長 溝杭慎二君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(溝杭慎二君)杉本議員の方から,公園の管理に関する御質問をいただきました。  日峯大神子広域公園(脇谷地区)につきましては,平成29年度より,まちづくり推進課が所管しており,都市整備課をはじめ関係各課と連携を図りながら,公園の維持管理を行っているところでございます。  具体的な管理方法について申し上げますと,市が随時巡視を行いながら,草木の繁茂等,現場の状態に応じて,草刈りの対応を行うなど,環境整備に努めているところでございます。今後におきまして,公園施設を適切に維持管理できるよう,適宜巡視を重ねるとともに,台風による暴風などにおいては,巡視を強化するなど,適切な維持管理に努めてまいりますので,御理解賜りますようよろしくお願いいたします。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)御答弁いただきまして,管理をちゃんとやっていただけるというお話だったのですが,従来からも私がこのお話しても,そういう御答弁をずっといただいておって,今まで経過してきよったので,今回の御答弁いただいて,本当にそういうことで管理をしていただけるのかなと思っておりますが。先ほどもお話がちょっとありましたように,潤いのある環境を,未来には,あそこの日峯大神子広域公園にはつくっていただけるというお話がありましたが,それが地域の方,また市民の皆様方が,その日がいつ来るだろうか,楽しみにしております。それと,楽しみ以外の方で,それに対して非常に多くの不満も出ておりますので,そこらも含めて,今後とも,共にこの管理について十分お願いしたいなと思います。  それと,この日峯大神子広域公園の建設開始についてですが,その建設開始についての見通しがあるのであれば,御答弁いただけたらお願いしたいなと思いますが,いただけますでしょうか。はい,よろしくお願いいたします。            [まちづくり推進課長 溝杭慎二君 登壇] ◎ まちづくり推進課長(溝杭慎二君)杉本議員の御質問にお答えいたします。  日峯大神子広域公園(脇谷地区)整備事業につきましては,公園施設の建設工事着工に向け,管理棟や野球場などの建築物の撤去工事を進めるとともに,新たな管理棟の実施設計に順次取り組む予定でございます。しかし,建築物や構造物の建設等に際し,文化財保護法に基づく県からの勧告があった場合には,建設に先立って埋蔵文化財発掘調査を実施する必要があり,加えて,公園内に敷設されております,上水道管を建設工事に先立って公園西側市道へ移設を行う必要があることや,工事に際しまして,下水道や市道等,周辺施設工事のスケジュールとも調整を図る必要があるなど,現在,不確定要素がございますので,詳細設計の施工計画と状況が異なってくる場合も想定されるところでございまして,建設工事着工の時期については確定してございません。全体の進捗状況や関連施設の整備状況等を踏まえまして,必要に応じて計画等の見直しを図り,工事着工時期が確定しましたら,議会へ御報告させていただくとともに,近隣住民への説明会を開催し,皆様の御理解を賜りながら,都市公園の有する多種多様な機能,役割が発揮できるよう,しっかりと整備を進めてまいりますので,御支援を賜りますようお願い申し上げます。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)時期はいつかと分からないというお話ですが,お話の中には誠意のある気持ちがあって進めてくれるということを確信いたしまして,この問題については,一応終わりたいと思います。  続きまして,2番目の学校再編問題について御質問をしてまいりたいと思っております。  学校再編につきましては,皆様方も御存じのように,再編計画がされて,こちらの議会の方からの提言もあり,また改めていろんな計画されるだろうと思いますが,市長も副市長も新しく迎えられて,それで小松島市の新しい出発として,これからの学校再編に向けて,部局も含めて一緒に検討され,また提案されるのでないかと思っておりますが,この問題につきまして,学校再編問題について,新しく再編計画をつくるのか,お聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長(花岡武志君)杉本議員の御質問にお答えさせていただきます。  今後,小学校再編について,改めて広く意見をお聞きしてまいりたいと考えておりますので,その中で出てきた意見を市長部局と共有しながら,新たな計画をつくるかどうかも踏まえまして,理解をより一層得られる学校再編になるよう,市長部局との連携を強化してまいりたいと考えております。市長部局と様々な課題を共有,検討し,共に学校再編に取り組んでまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)御答弁いただいてありがとうございます。学校再編につきましては,新市長もいろいろ言われておりましたように,いろんな角度からまた検討され,会議して,市長の言う小さな意見も含めて検討されるということでございますので,ここでいろんなことを申しますより,一応どのような方針が出るか,見定めてまいりたいと思っておりますので,再編計画については,よろしくお願いしたいと思います。  この問題につきまして,別の角度からなのですが,先般の前の議会でも私は若干発言させていただきましたが,小・中学校の一貫性について,若干お聞きしたいのですが。  他市におきまして,中学校が3校あっても,3校の中の1つの中学校だけ小・中学校による一貫教育をするというのがあるわけなのです。そういうところを聞きますと,一貫教育をしてない中学校よりは,小・中学校と一貫できた中学校は,中学生と小学生の子どもさん同士の会話がされ,非常に教育以外の部門で子どもさん同士の心が通じ合う,その中で上級生から下級生が学ぶことが非常に多い,そういうふうなすばらしい利点が報告されております。こういうことを聞きますと,今,全国的に子どもさんが少なくなっておる時点で,私は小学校の再編だけでなく,これからは小中学校による一貫教育を考えるべきでないだろうかと,私はもう10年ほど前からそういう考えを持っておりましたが,小松島市においてはいまだにそういう物事に対して,どういう方向でおられるのかということはあまり発表されておりません。そういうことで,こういう問題について,教育委員会の方でそういうお話は論議されておるのか,そこら辺りをお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長(花岡武志君)杉本議員の御質問にお答えさせていただきます。  教育委員会では,これまでに小学校と中学校の連携や一貫の必要性についての議論は行っております。その際,基本的な考え方といたしましては,小学校と中学校とが互いの教育観や指導観を共有,交流することで,市の学校全体の教育効果を高める効果も期待できると考えております。また,一概には申し上げられませんが,離島や山間部,豪雪地帯など,近隣の学校間の距離が遠過ぎる,季節により交通事情が著しく異なるなど,学校再編に伴いスクールバス等を導入しても通学が難しいと判断される場合には,仮に2つの中学校があっても,その一方だけの再編を行うというケースもあるかも分かりませんが,本市の場合,スクールバスなどでの通学は可能と考えておりまして,小学校と中学校の連携を念頭に置いた再編計画にしておるということで御理解をいただけたらと思います。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)今のような御答弁をいただきましたのですが,私は子どもの教育,それと子どもさんの減少により,学校の再編は必要だろうと思っておりますが,今の小松島市の財政を考えますと,今,単に小学校だけの再編を考えるのが本当にベターだろうか。何年かの先には,また小・中学校の一貫教育が私はあろうかと思います。そのために,市の財政も考えながら,教育も考え,そして子どもさんの減少も考えて,その時点での結論としては,私は未来に小・中学校の一貫教育を考えるべき,そういう意見が小松島市には論議されておると聞いておりますけれども,今,全国的には非常に文部科学省から発令された,小・中学校の合併,再編についての文書を見ましても,徐々に全国的にこういう物事の再編がされております。そういうことも含めて,これからは,先ほども言いましたように,3点の内容的なものも十分勘案されて,これからも,こういう物事に対して十分検討されて,また先にそういう方向に進めるような方向をお願いしたいと思います。そのためには,財政的なものについても,非常に勘案されるのでないだろうか。そういう部分で,また新しい小松島市を今後ともつくっていただけるようにお願いしたいなと思います。  その後でちょっと一言市長部局のお話がありましたが,井村議員のところ,市長の方からも御意見を頂きましたので,この部門については省かせていただきます。  そこで,次に入りますが,学校再編につきましては,先ほども述べましたように,説明の部門で,一般の市民の方からもいろんな御意見を頂きました。そういう関係で,新しくまた再編計画をつくるようになろうとは思いますけれども,次回については,同じようなことを踏むことなく,十二分に,やっぱり市民,保護者,地域の皆様方に理解をいただけるような説明を十分して,そして次の再編ができるように進めてもらいたいと思います。市長もそういうことで,いろんな細かなとこまで,いろいろ取り組んでいきたいという言葉も申されておりますので,ここらにつきまして,この問題について,今後どのような内容で説明されるか,お聞きしたいと思います。               [教育長 小野寺 勉君 登壇] ◎ 教育長(小野寺 勉君)杉本議員の御質問にお答えをいたします。  3月の市議会からの意見書にもあったように,学校再編への市民の理解が十分とは言えず,市長と教育委員会は,市民に対して,より理解を求め,合意形成を図るべきであるとの意見を頂き,教育委員会といたしましても重く受け止めております。今までの説明会やパブリックコメント等学校再編に関わるいろいろな課題に対しまして,十分に説明を行い,市民の皆様により一層御理解いただける学校再編になるよう,取り組んでまいる所存でございますので,御理解賜りますよう,よろしくお願いを申し上げます。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)今のような御説明いただきましてありがとうございます。教育長も前回は一生懸命努力したにもかかわらず,非常に苦しい思いもされたと思いますが,新しい市長も来られて,また新しい計画をつくられて,そして市民の皆様方に賛同していただいて,すばらしい学校再編ができるように努力していただきたいと思います。この分については,これで終わりたいと思います。  次は,競輪場についての御質問をさせていただきます。  競輪場につきましては,最初からいろんな論議をされた中から,身の丈に合った競輪場を造ろうというお話になり,計画されたわけですが,それが進む過程の中で二度も競走路の改修工事の中止になり,このような内容があり,市民の皆様方は先が非常に不透明であるなということを言われております。そこで,新市長を迎えまして,これまでの議会に対して説明してきた内容がどうなるのか,お聞きしたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。               [競輪局長 尾山 正君 登壇] ◎ 競輪局長(尾山 正君)議員の御質問にお答えさせていただきます。  議員からは,小松島競輪場競走路及び関連施設等整備工事の中止を踏まえ,これまで議会に対し説明してきた計画内容はどうなるのかとの御質問をいただきました。昨年12月の定例会議におきまして,池渕議員から,小松市競輪開催業務等包括委託及び施設整備業務の今後の方向性について御質問をいただいており,また,その後,本年1月10日の令和2年第1回臨時会議におきまして,競輪場施設整備についての今後の方向性について御説明をさせていただいたところでございます。この説明の際には,各施設における整備の優先度を勘案いたしまして,まずは参加選手をはじめ,日本競輪選手会等からも強い要望があり,また一昨年に開催されました,小松島記念競輪での大量落車を踏まえまして,早急に整備が必要となっておりますバンク関連施設及び選手管理棟関連施設につきましては,競輪場施設整備等基金を活用し,市で整備することについて,御報告並びに設計委託に要する補正予算の御承認をいただいたところでございます。  また,3月定例会議では,令和2年度当初予算について,施設整備に関する予算の御承認もいただいており,今後の開催業務等包括委託と施設整備の一括発注に関しましては,令和2年度中に検討するとの御報告をさせていただいております。また,令和2年度の当初計画では,バンク関連施設につきましては,令和2年7月2日から5日に開催を予定しております,小松島競輪開設70周年記念競輪開催終了後,早々に工事着手し,12月末までをめどに工事を完了し,経済産業省による法定検査が終了した後,令和3年1月から運用を開始する予定との御報告をさせていただいております。  しかしながら,今年度の小松島競輪場競走路及び関連施設等整備工事の入札が二度にわたり中止となり,現在工事期間が大幅に遅れることを考慮した上で,建設管理課においても,調整作業を進めている状況ではございますが,競輪局といたしましても,早期に本場開催を再開するため,内容等を精査しているところでございます。  これまで御説明させていただきましたとおり,選手管理側エリアについての施設整備を優先して市で整備することに関しましては変更はございませんので,御理解賜りますようお願いいたします。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)競輪についてはいろいろ論議もされましたが,今のような内容で競輪の方も,競走路,フェンス,照明などいろいろありますが,このように進められておるということで,二度もこういうことがありましたので,やはりそういうことが今後ないようにしてほしいなと。また,建設管理課の方においても,十二分に慎重にやっぱり取り扱っていただいて,この問題が早期にできるように,またそこらにつきましては,市長も変わりましたので,市長からの強い御指導もいただいて,進めていただきたいと思っておりますので,よろしくお願いしたいと思います。  続きまして,ホテルと病院の応援体制についてお聞きしたいと思います。
     今,小松島市につきましては,先ほどのお話もありましたように,非常に財政の問題につきましても苦しい部門もあり,そして,今,商店街におきましても,皆さんも御存じのように,シャッター街であります。この小松島市をいかにこれから新しい市長を迎えて,小松島市が新しく生まれ変わろうかということにつきましては,難しい問題ではあろうかと思いますけれども,幸い,小松島市にホテルが建設されるということになりました。それも2か所のホテルが建設されるということになりました。話,聞きますと,この建設において,これから小松島市の未来にどのような影響を及ぼすかということは,私は非常に関心を持っております。この問題につきまして,ホテルとホテルに対して,これから小松島市の経済効果について,どのような指針が示されるだろうかということを私は非常に関心を持っております。そういう意味で,担当課の方からはこのホテルに対して,これからどういうふうな内容の物事が進められていくのか,そこらについてもお聞きしたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。              [商工観光課長 田中昭至君 登壇] ◎ 商工観光課長(田中昭至君)杉本議員の御質問にお答えいたします。  本6月定例会議における市長の所信でも御説明させていただきましたが,この度,本市で2つのビジネスホテルが建設されることとなりました。1つは,市の誘致活動により,立地いただけることとなりました,全国で約150施設が展開されており,県内では3件目となるスーパーホテルでございます。建設地は徳島赤十字病院西隣の商業施設が建ち並ぶエリアであり,地上8階建て,客室数は99室が予定されております。もう一つは,全国で約80施設が展開されており,県内初となります,ホテルAZでございます。建設地は旧国道沿いで,金磯鉄鋼団地の向かい側となり,地上6階建て,客室数は158室,両施設とも来年度の春,開業予定であると伺っております。これによりまして,かねてより懸案である徳島赤十字病院への救急及び県外等からの患者様の付添需要への対応,また市内企業でのビジネス需要への対応はもとより,宿泊客の方々が市内に滞在することによる飲食店をはじめとした,市内商店等への波及効果が見込まれるところであります。  議員様の御質問の経済効果についてでありますが,仮に経済効果額を試算いたしますと,両施設の合計客室数が257室,稼働率を70%,お客様お1人当たり,市内で宿泊料を含めて1万円を消費していただくとしますと,年間で6億円の消費が生まれるということになります。また,観光庁によります,旅行観光消費動向調査2019年年間値では,国内旅行の宿泊者1人1回当たりの旅行単価が5万5,054円と示されておりますことや,両施設の開業に伴う新規雇用の創出,食材の仕入れ,ホテル運営に関わる関連業務の委託等も勘案いたしますと,さらなる経済効果が期待できるものと考えております。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)ただいまホテルの経済効果について御説明いただきました。ありがとうございます。当初思っておったよりも,効果としての数字はそれなりにかなり大きいのかなと思います。こういう小松島市には,従来から皆様方が御存じのように,宿泊施設が非常に小松島市には少ない。そして何十年か昔には,小松島市にはいろんな企業の方が宿泊に来られ,夜,飲食関係に,私も何人かの方にお会いしました。その方は,ほぼ県外の方がたくさん来ておりました。しかし,今,宿泊施設はだんだんと市内でも減ってまいりまして,今,非常に少なくなっております。そこに,この状態にもってきて,2つのホテルができるということで,今のような経済効果を説明していただきますと,また小松島市には,これから新市長を含めて,新しい小松島市の展開が求められるのかな。そのためには,私たちだけでなく,やっぱり市民の皆様方,そして県外の皆様方含めて,これから小松島市をどのように売り出していくか,そして,小松島市に来ていただいて,先ほどの報告がありましたように,宿泊していただいて,小松島市で飲食していただいて,そして経済効果を上げていただくということをみんなで努力しないとなかなか難しいだろうと思います。  しかし,小松島市は従来から観光部門においても,先進的な取り組みが本当にされただろうか。いろんな部門でタヌキのお話も,市長の方からもお話しされましたが,日本一の大きなタヌキがあって,その現状が本当に皆さんに知らされたのだろうか。一例ですが,私がたぬき広場でおるときに,外国の方がお見えになられて,そのときに,あそこの前で手をたたくと水が出るということを聞いて,御本人が,遠いところから来たそうですが,手をたたいても水が出ない,これ何なの,インターネットで見たのに出ないよということを言われた。それで聞きますと,今,ちょっと機械がめげてますから,水が出ませんということであった。しかし,こういうふうな,外国から来られた方が,何回も来ません。その方が来たときにそういう状態であると非常に失望するのですよね。やっぱり観光というのは,本人が来て,すばらしいな,よかったな,ではまたもう一遍来ようかというような設備なりしないと,お客さんは来ないのですよ。やはりそういう意味で,これからの小松島市をよくするためには,観光部門においても,こういう宿泊施設においても,これから大いに考えることが小松島市の経済効果にもなりますし,先ほど言いました財政問題にもプラスアルファになってくるのでないかと,私はこのように思っております。そういう意味で,この問題については担当の方も御足労だろうと思いますが,大いに進めていただいて,これからの小松島市の経済効果の一翼を担っていただけるようにお願いしたいと思います。  それと,この建設に伴って,ホテルができることによって,例えば小松島市の港まつりとか,いろんな部門におきましても,お客さんが宿泊していただける,そういう効果も大いにあろうかと思います。そういう形で,例えばですが,小松島市として,今後2つのホテルを建設された場合に,どのようなイベントとか行事をされる予定があるのか,もしあれば御報告いただきたいと思います。              [商工観光課長 田中昭至君 登壇] ◎ 商工観光課長(田中昭至君)ホテル建設に伴いまして,イベントの実施をはじめとして,地域での経済効果をいかに大きくするのかという御質問だったかと存じます。  ビジネスホテルが開業いたしますと,先ほどの御答弁でも申し上げましたが,年間何万人ものお客様が御宿泊いただくこととなり,市内での滞在時間が大幅に増加されるという期待があります。そこで,市といたしましても,毎日のお買物やお食事,地元特産品などのお土産の購入につなげることにより,市内における経済効果を最大化するための取り組みが必要であると考えております。  例えば,ホテル事業者様と連携をいたしまして,市内の飲食店のパンフレットを作成して,ホテルのお客様に御紹介いただいたり,ホテルでのお食事に地元食材を御利用いただくなどのことが想定されます。また,市内飲食店におきましても,地元の食材を使用したメニューの開発等をしていただきまして,観光客,ビジネス客の取り組みを図っていただきたいと存じております。さらに,四国最大級の産直市であります,あいさい広場とも連携いたしまして,現在,市の事業で2年間取り組んでおりますが,地元食材を利用した特産品のお土産を御用意し,お帰りの際にはお立ち寄りいただくことにより,鱧やちりめん,ちくわ,スダチ,ミカンなど,地元商材のPRに努めまして,お客様の満足度の向上とともに,地域での消費の取り組みを図っていきたいと考えております。  もちろん,今までは,課題となっておりました,大きなイベントや各種会議,スポーツ大会等を開催したときの宿泊客の取り組みも大いに期待できるところでありますので,今後のこういった取り組みも含めて,地域一体となって,交流人口,関係人口の創出による宿泊客の増加に努めますとともに,ホテル宿泊客への市内商店等への周知,利用促進を図り,ビジネスホテル開業を契機に,本市の活性化につなげてまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)イベントについての御答弁をいただきましてありがとうございます。こういうふうな,多種多くのイベントをして,やはり小松島市のまちを盛り上げていただいて,市の大きな拠点として,今,商店街も非常にガレージのような状態で寂しいですけども,やっぱりもう少し明るい小松島市,そして未来に頑張れる小松島市を,これから皆さんとともに市長含め頑張っていきたいと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。  それから,もう一点ですが,ホテルと病院への応援体制ということでお聞きしたいのですが,従来,小松島市には日赤病院がございますが,私も前々からいろいろお聞きしておるのですが,入院された方,介護に来られた方,皆さんが小松島市には宿泊するところは少ないということで,徳島とかほかの市の方で宿泊をし,それで非常に介護でいろいろするのにちょっと不便をきたすということで,前々から小松島市にそういうふうな施設を欲しいということで,今回こういうホテルができるわけでございますが,そういう関係で,先ほどからお話がありますように,市からもやはりホテルと病院側の方と,双方のやっぱり連携を持って,これからそういう応援体制を持つ中で,介護の来られる方,また観光に来られる方,そういう人のための小松島市であるように,これからは位置づけて,小松島市の発展のために頑張る必要が私は大いにあるのでないだろうかと思っております。そういう形で,例えば,今,ホテルができて,病院がそういう施設を利用するお客さんがおいでるだろうと思いますが,そのホテルと病院とに対して,市の方からはどのような働きかけをされるのか,もし御答弁いただけたらお願いしたいなと思います。              [商工観光課長 田中昭至君 登壇] ◎ 商工観光課長(田中昭至君)杉本議員の御質問にお答えいたします。  ホテル病院への応援体制,支援策についてとの御質問でございますが,スーパーホテルにつきましては,徳島赤十字病院への救急及び県外等からの患者様の付添需要に応えるべく,市の誘致活動により,立地いただいているところでございますので,立地いただいたこと自体が,徳島赤十字病院様への支援策であると認識しております。また,本6月定例会議には,地域総合整備資金貸付事業として,2億円の補正予算を計上いたしており,こちらは,本市が地域振興に資する民間事業活動を支援するため,地域総合整備財団,ふるさと財団を通じて,ふるさと融資というのですけれども,スーパーホテルの事業者様に無利子の長期貸付けを実施するものであります。  そのほか,小松島市企業立地促進条例に基づく固定資産税の10年間の免除や観光バス等の大型車両の流入に伴う近隣の交差点の改良等についても検討しているところであり,引き続き,両ホテル開業に当たっての支援に努めてまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)ありがとうございます。ちょっとお聞きするのですが,例えば今回のこの件で,市とホテル側とお話しして,提携みたいなものをつくって,例えばお客さんを呼ぶために観光部門の方でパンフレットを作って,それでお客さんを呼ぶというようなことをするのは,現時点では難しいのでしょうかね。ちょっと御答弁をもしいただけたらお願いしたい。              [商工観光課長 田中昭至君 登壇] ◎ 商工観光課長(田中昭至君)議員様,御指摘の点についてお答えいたします。  相手様があることでございますので,今日現在のところではっきり申し上げることはできないのですけれども,御指摘の件につきましては,市としても本当に望むところでございますので,一緒に考えてまいりたいと思いますし,これから地域貢献ということをはっきり言っていただいている事業者様が小松島へ立地していただいておりますことから,パートナーとして,いい話となるように,本課としても取り組んでいく所存でございますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。               [16番 杉本 勝議員 登壇] ◎ 16番(杉本 勝議員)非常に前向きな御答弁いただいてありがとうございます。小松島市もこれからやっぱり新しい感覚を持って,未来に向かって,市長だけ走るだけでなく,市民,議会,行政,みんなで頑張ってスクラムを組んで,小松島市の未来に向かって頑張れるようにするのが,今の小松島市には必要でないだろうかと。特に,今,宣伝をすることが非常に有望視されております。しかし,今までは小松島市の本当のよさをどこに発信しておったかということを,私はよく見てみますと,非常にこれといったことが少なかったのでないだろうかと思います。そういうことで,これからもこういうホテル事業に関することだけでなくて,ほかの観光部門につきましても,先ほど若干,他の議員の方の意見もありましたが,いかに観光の部門でどういうような努力をして,やっぱり県外からお客さんを呼んで小松島市を盛り上げていくかということを今後とも推し進めていけるように切に強く要望して,私の質問を終わりたいと思います。   御清聴,ありがとうございました。(拍 手) ◎ 議長(出口憲二郎議員)小休いたします。                午後 3時36分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 3時45分  再 開 ◎ 副議長(吉見勝之議員)小休前に引き続き会議を開きます。  10番,広田議員。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)6月24日,一般質問,4番目,最後になりました。あと残りの時間,よろしくお願いしたいと思います。新風はなみずきの広田和三です。  令和2年6月定例会議におきまして,質問をする機会を得ました。大きく3点について質問をさせていただきます。  1つは,新型コロナウイルス対策費について,2つ目は学校再編について,3つ目は市制70周年記念事業について。以上,通告に従って,質問をさせていただきます。  まず,全国的に,また世界的に猛威を振るっております,新型コロナウイルス,日本では昨日現在,累計感染者数が1万8,000人余り,そのうち約960名の方がお亡くなりになっております。緊急事態宣言解除後も,2次感染,3次感染の心配が危惧され,今も感染者は増え続けております。感染拡大阻止に非常な努力をされております,医療の関係者の方々には,感染の不安を抱えながら,その勇気と努力に感謝申し上げるとともに,感染が一日も早く終息し,以前のありふれた,ごくごく当たり前の生活に戻るよう願ってやみません。新型コロナウイルスの感染拡大による影響は政府の緊急事態宣言を受けて,移動の自粛により,観光業,宿泊業,サービス業などの経営が厳しくなり,1次産業の農林水産業においても,こうした観光業,宿泊業,サービス業などが休業して消費需要がなくなり,価格が暴落し,経営も圧迫されております。  4月20日に,政府が取り組む個人向け,また事業者向けの緊急経済支援策が閣議決定され,実施の運びとなりました。これらの緊急経済支援策が,個人及び事業者に行き届いているのか,小松島市における状況について,まず特別定額給付金,いわゆる全国民に一律10万円が給付される事業について,これまでの経過と現在までの給付状況はどうなっているのか,お伺いします。              [電算管理課長 勝野高宏君 登壇] ◎ 電算管理課長(勝野高宏君)広田議員からは,特別定額給付金の現在の状況について御質問いただきましたので,6月22日現在の数字でお答えいたします。  まず,本市における特別定額給付金の対象となる世帯数及び人数でございますが,対象となる世帯が1万7,123世帯,対象となる人数は3万7,245人となっております。  次に,申請状況でございますが,5月1日より受付を開始しております,マイナンバーカードを利用したオンライン申請方式での申請が351世帯,796人分,また5月21日に申請書を郵送し,翌22日より受付を開始しております,郵送申請方式での申請が1万5,901世帯,3万5,088人分となっており,合計で1万6,252世帯,3万5,884人分の申請を受け付けております。  最後に,給付状況でございますが,口座振込による給付が1万6,110世帯,3万5,592人分,現金による給付が10世帯,13人分となっており,合計で1万6,120世帯,3万5,605人分の給付が完了しております。これは全体の94.1%に当たる数字でございます。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)御答弁いただきました。5月20日前後に市役所の方から給付申請の案内の封筒が各世帯に届きました。まだ,来たで,もう来たという家があるのだけど,届いたでという話が,この近辺でかなりの会話の中にありました。しかし,対象者でありながら,いわゆる住民票が小松島市にありながら,発送後に宛先不明となって,相手方に届いていない方が何人かおられると思います。どのぐらいあったのか,お聞きします。              [電算管理課長 勝野高宏君 登壇] ◎ 電算管理課長(勝野高宏君)広田議員の御質問にお答えいたします。  5月21日に対象となる世帯のうち,既にオンライン申請をされた世帯を除く1万6,827世帯へ申請書を郵送いたしましたが,79世帯,82人分が宛先不明として差し戻されました。その後,御本人や代理の方が直接市役所に取りにこられたものや,申請書送付依頼届が提出され,別の場所に郵送したものなど,41通,44人分が申請者のもとへ届きましたが,38通,38人分は現在も不達となっております。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)御答弁いただきました。ありがとうございます。先ほど担当課の方から数字的なことを言われました。差し引きを行いますと,通知が届いているけど,871戸,2,167人の該当者の方の申請がまだ届いていないという形になっています。まだ,時間があるので,ゆっくりと構えている方もおられるでしょう。受け取ったけど,ひょっとしたら忘れている方もおられます。中には,もう私は申請はしないと,10万円は頂かないという方もひょっとしたらおられると思います。しかし,住民票がありながら申請書が届いていない方が38人おられます。このような方に,どのような対応,対策を考えていくのか,お伺いします。              [電算管理課長 勝野高宏君 登壇] ◎ 電算管理課長(勝野高宏君)広田議員の御質問にお答えいたします。  お手元に申請書が届いていない方に対しましては,市ホームページにおいて送付依頼書の提出を呼びかけておりますが,広報こまつしまや徳島新聞火曜日欄におきましても,制度の詳細や申請期限の周知徹底を図ってまいります。また,世帯単身者が病院施設へ入院,入所しているため,申請書が届かないケースへの対策としまして,既に総務省や厚生労働省ほか,各省庁より協力の依頼を病院施設に通知しております。  さらに,今後は各地域の民生委員より,情報提供をいただくことや,担当職員が住所地へ赴くことにより,居住実態や転出,転居先の確認,親類縁者の連絡先等の調査を行う予定としております。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)御答弁いただきました。郵便が届いている方,それぞれの家の事情があると思います。申請は届いているけど,申請が遅れている方は別として,全く申請書も届いていない方が38人おられます。ぜひとも県下のほかの市町村に先駆けて,この特別定額給付金の支払い100%を達成するよう目指していただきたいと思います。あと,38人です。38戸の方です。小松島市は8月21日が申請期限です。たしか今日の新聞に大きく1面に載っていたと思います。市町村ごとに,実は給付金の申請期限が異なりますので,間違いのないような形で8月21日の周知をよろしくお願いしたいと思います。大変だと思います。最大限の努力をしてくださるよう強く要望いたしたいと思います。  次に,そのほかの個人向け,事業者向けの緊急経済支援策について,現在どのような状況になっているのか,お聞かせください。               [総務部長 西照保彦君 登壇] ◎ 総務部長(西照保彦君)広田議員からは特別定額給付金を除いた事業者向けといったような御質問でございましたが,これまでコロナ対策,いわゆる経済対策として,本市が既に事業を実施している事業についてお答えを申し上げます。  まず,本年3月にお認めをいただいております,令和2年度一般会計当初予算の予備費を充当いたしまして,これまで2つの事業を実施いたしております。  まず1つ目は,青年会議所が主体となり,インターネット上に持ち帰りが可能な小松島市内の飲食店を紹介するサイトを開設する事業に対する補助金がございます。これにつきましては,既に小松島市テイクアウトプロジェクトの名称でサイトが開設されておりまして,現在,掲載店の募集が行われておる,こういった状況でございます。  もう一つは,商工会議所が主体となりまして,本市の商工観光課が協賛をして実施をいたしております,プレミアム付前売り食事券に対する補助金でございまして,この事業につきましては,6月8日から支援金の募集を開始し,6月22日の時点で539万8,000円を販売いたしておる,こういった状況でございます。  次に,5月11日に開かれました,第4回臨時会議におきましてお認めをいただきました,一般会計補正予算(第1号)では,前段申し上げました,特別定額給付金以外に子育て世帯の生活を支援する目的で,児童手当を受給する世帯に対し,臨時の特別給付金を給付する,子育て世帯への臨時特別給付金を予算化いたしております。これにつきましては5月20日に対象となる世帯に文書を発送いたしまして,6月19日には公務員を除く2,083世帯に3,466万円の振込を既に完了しております。なお,公務員につきましては,10月末までを申請期限として受け付けること,こういったこととなってございます。  また,本定例会議の開会日でございます,6月10日にお認めをいただきました,一般会計補正予算(第2号)では,児童扶養手当を受給するひとり親世帯の子ども1人につき2万円を,臨時給付を行います。ひとり親世帯等応援特別給付金支援事業と市内の中小企業及び小規模事業者で,セーフティーネット保証制度に基づく融資を受けた事業者に対し,事業継続を支援する目的で,1件当たり10万円の現金給付を行います,事業者応援給付金について予算化をいたしておりますが,ひとり親世帯等応援特別給付金支援事業につきましては,6月10日の議決終了後,直ちに対象者に向けて文書を発送いたしまして,6月24日に対象者の口座に振込を実施し,事業を完了する予定となっております。  また,事業者応援給付金につきましては,6月22日現在,商工観光課で受理をしております,徳島県信用保証協会の保証付きセーフティーネット資金貸付けに係る認定申請件数は259件となっておりまして,そのうち,事業者応援給付金の申請件数は41件,このうち5件が振込を完了しておると,こういった状況でございます。  これまでの事業の実績等については,以上のような状況となってございます。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)ありがとうございました。いわゆる今後,感染の第2波,第3波が想定されております。小松島市の事業者,また個人などへの経済支援,子育て支援など,今後,どのような支援策を取られていくのか,お伺いします。               [総務部長 西照保彦君 登壇] ◎ 総務部長(西照保彦君)広田議員からは,今後の感染症対策事業についての御質問をいただきました。  今議会に提案をいたしております一般会計補正予算(第3号)につきましては,補正総額5億978万5,000円のうち,2億5,706万7,000円が新型コロナウイルス対策の目的で編成した予算となってございます。予算措置をいたしました事業の内容を個別に申し上げますと,まず,ひとり親世帯への臨時特別給付金に4,527万6,000円,これにつきましては,国からの補助事業でございまして,児童扶養手当の受給世帯に対し,1世帯につき5万円,第2子以降は,1人につき3万円が支給されるものでございます。さらに,収入が減少した児童扶養手当受給世帯には,5万円が追加でまた給付されると,こういった事業でございます。  また,授業日数確保のために,今年度は夏休みが短縮されますが,その夏休みの登校日における,小・中学校の給食無償化補助金として,1,413万1,000円,また新型コロナウイルス感染症の感染防止のために,市内の医療機関が購入をいたしました消耗品などに対する補助金といたしまして,要した費用の3分の1につき最大10万円を補助する,地域医療体制支援事業として480万円,また5月25日の緊急事態宣言解除を受けて,公共施設の利用者が増えることが想定されますことから,公共施設における感染防止用消耗品や器具の購入費などに4,562万1,000円,市役所へ来庁していただいて,申請などの手続を行っていたものを,接触機会を減少させるために郵便対応とする費用に31万円,また保健事業における集団健診などにおいて,密集を減少させるための回数増加や,期間の延長費用といたしまして,464万3,000円,公共施設のトイレの洋式化といたしまして,衛生設備改修事業に920万円,また国が進めております,GIGAスクール構想に従いまして,小・中学校の児童生徒に1人1台の端末を配備するための端末購入に要する費用など,外出の抑制につなげるための在宅充実支援事業に1億2,675万円,さらに,アフターコロナを見据えた産業活性化策といたしまして,2,216万5,000円,以上のような事業を補正予算として計上しているところでございまして,予算をお認めいただいて以降,速やかに事業として取りかかってまいりたいと考えておりますので,よろしくお願い申し上げます。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)それぞれの緊急経済の支援策,ありがとうございました。御承知のとおり,5月の末に県下の各市町村のこの緊急経済支援策の一覧が新聞に掲載されました。県下の市町村は,それぞれに独自策を考え,いろんな項目が掲載されておりました。記憶によりましたら,小松島市はたしか一行だったと思います。この中で,水道料金を1か月無料にしたところもあります。そこで,独自策の1つに御提案申し上げたい事項で1つございます。特別定額給付金,いわゆる全国民に一律10万円が給付される事業についてですが,これは基準日となる4月27日現在において住民票が登録されている方が対象となっております。しかし,出生届が遅れたばかりに,給付の対象から外れた子どもさんがおられます。小松島市では,この近々1年間に約200人から250人の新しい小松島市民が誕生しております。新しく誕生して,小松島市の市民になられた方,この4月27日までに生まれた方と不公平感をなくするために,せめて,今年度中に産声を上げて小松島市民となられる新生児を対象に,10万円とは言いませんが,1人5万円の子育て応援給付金を支給したらどうでしょうか。この内容は,以前から検討してたのですが,ネットで探しましたら,大阪府の河内長野市,岡山県の浅口市,お隣の和歌山市,また香川県善通寺市などでこの支援に取り組んでおります。県内では,西の三好市が,基準日までに妊娠していた保護者に10万円支給するために,今年度の一般会計補正予算に追加提案し,可決されたと,昨日の新聞報道がありました。検討していた中で,実はもう先を越されました。出産すれば,ミルク代やおむつ代などの出費がかさみます。令和2年度の不公平感をなくするために,子育て世代への独自の追加の応援給付金としての支援策,よろしくお願い申し上げ,次の質問に移らせていただきます。  次に,学校再編について,教育委員会の考えをお聞きします。  小学校の再編問題ですが,集大成として,昨年度に地域説明会を10月から実施し,その後,3,000人の市民アンケートの実施,またパブリックコメントを経て,3月末には成案発表となるはずでした。しかし,成案発表が延期される事態となりました。教育委員会として,前回の学校再編に係る反省点,何が問題であったのか,率直にお聞かせください。              [教育政策課長 花岡武志君 登壇] ◎ 教育政策課長(花岡武志君)広田議員の質問にお答えをさせていただきます。  小松島市学校再編実施計画(案)の内容につきましては,昨年10月から11月にかけ,11小学校区における地域住民説明会を開催し,今年の1月には説明会開催の希望のあった団体に対して個別の説明会も実施をいたしました。しかしながら,その説明会の中で,課題を複数頂きました。例えば,通学路となり得る道路の安全面に関する御指摘が参加者から出されました。実際に歩いてみた結果,地図上では,把握しきれない道路の形状や,交通量の実地調査から見えた混雑状況など,課題については再認識する部分や,新たに気づいた部分,水路の水量であったり,道路のクラッキング,歩道における雑草の生育状況,道路の数十メートル先の見通し等もございました。反省点といたしましては,子ども視点や市民視点からの課題の把握が不足しており,実感が伴わない説明になった部分があったため,説明会では御提示いただいた課題に対する教育委員会の返答に対し,十分には理解が得られなかったところであろうかと思います。教育委員会といたしましては,このような反省点を踏まえながら,今後は出された課題に対し,市民目線に立った,より細やかな検証を行っていく必要を感じております。その検証を多面的,多角的に行うことにより,より理解を得られる説明ができるよう,市長部局との連携を深めてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)なかなか反省点を率直に言うてくれという質問の方もそうなのですが,お答えの方もかなり苦労したと思います。やはり総体的に一番不足していたのは,地域との対話であったと思います。一度の地域説明会ではなかなか理解を得ようとしても,得られるものではありません。なぜ何回も足を運んで説明会をしなかったのか,やっぱり疑問な点がございます。紙に書いただけの反省では,何の進展もありません。子どもの数が減少していく中で,学校再編は避けては通れない必要なことと皆さん,理解しております。教育委員会として,どのような方針で今後の学校再編に取り組むのか,お聞きします。               [教育次長 勢井孝英君 登壇] ◎ 教育次長(勢井孝英君)広田議員の御質問にお答えいたします。  さきに登壇されました,井村議員,それから杉本議員へのお答えと重なる部分があるかとは思いますが,御了承のほどよろしくお願いいたしたいと思います。  本市の学校再編につきましては,教育委員会主導で,基本計画から実施計画(案)に至るまで,学校再編有識者会議での第三者委員の意見を踏まえて,計画案を作成し,昨年度,一昨年度と,各小学校区での地域住民説明会を開催させていただいたところでございます。この説明会に参加した地域の方々の意見やアンケート調査を基に計画案を成案として決定していいのかどうかについて賛否両論がある中,双方の意見に対して,まだ説明を果たさなければならない余地があるとのことで,市議会議員全員の一致で意見書を頂いたと考えております。そうしたことから,当初のスケジュールとしましては,本年3月末までの決定を行わず,これまでに市民の皆様から頂いた質問や意見等の検証と,学校再編に係る課題について,市長部局と協議を行い,市民の理解を深められるよう,再度説明をするための準備の1つとして,連絡会議の開催を,年度当初から持つように考えてございました。  これまでの間,市長,副市長が不在であった期間があったということも事実でございますが,教育委員会としましては,新たな体制の下,市長部局との連携を強化し,学校再編という重要課題について取り組んでまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)ありがとうございました。さきの杉本議員,また井村議員もそうなのですが,私の方は,この小松島市の教育を預かる責任者,いわゆる小野寺教育長さんの,この今後の学校再編の思いというものがあると思います。教育長さんの学校再編の思いをお聞かせください。               [教育長 小野寺勉君 登壇] ◎ 教育長(小野寺 勉君)広田議員の御質問にお答えをいたします。  学校は,未来の担い手をつくる場所であり,学校再編は小松島市の将来を担う子どもたちのよりよい教育環境を整備することにあります。再編により,本市の教育目標である,郷土に誇りを持ち,一人一人の人権を尊重し,創造性豊かで輝く人づくりのため,市民の皆さんが夢を持てるような魅力あふれる学校づくりを目指していきたいと考えております。そのために,教育委員会としては,先ほど答弁もいたしました,学校再編に関わる反省点等も踏まえ,今後,市長部局と協議をしながら,市民の皆様に理解を得られるよう十分に説明し,子どもたちのよりよい教育環境を目指して学校再編に取り組んでいきたいと考えておりますので,御理解賜りますよう,よろしくお願いを申し上げます。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)教育長さん,ありがとうございました。小松島市の教育を預かる責任者として,教育長さんの学校再編のお考え,有り難くお聞かせいただきました。今後の学校再編協議につきましては,地域の声を十分に聞いていただき,これが一番ですので,地域の声を十分に聞いていただき,それに応えられる将来を見据えた小松島教育の姿になるよう,教育委員会を先頭に,また市長さんはじめ,小松島市の行政が一体となって新しい小松島の教育となりますよう希望しまして,次の質問に移らせていただきます。  3つ目の質問ですが,次は市制70周年記念事業についてお伺いします。  来年は,市制施行70周年の節目に向かいます。例年の市制施行記念日,いわゆる6月1日なのですが,簡素ではありますが,式典を行い,市の発展に寄与した方々をその都度表彰しております。しかし,市民の間には市制施行日であっても,ちょっとぴりっと来ません。ここはやはり市民参加型の記念事業を開催すべきでないかと思います。来年は節目の70周年を迎えます。今からどのような事業をするのか,考えていかなければ間に合いません。節目の市制施行70周年を迎えるに当たり,どのような事業を考えていくのか,お聞かせいただきたいと思います。              [総務部参事 芳賀美香君 登壇] ◎ 総務部参事(芳賀美香君)広田議員の御質問にお答えいたします。
     議員お話のとおり,本市は来年6月1日,市制施行70周年を迎えます。人で考えますと,古希の祝いに当たり,大きな節目の年と言えます。現在では,還暦よりも本格的な長寿の祝いとされることから,平成23年度に行った,60周年記念式典や各記念行事よりも充実した内容を盛り込み,計画していく予定でございます。具体的な行事,イベントにつきましては,現時点では来年6月1日の記念式典の開催が決定しているだけで,今後,新市長を含め,関係各課との協議を開始していく予定でございます。その中で,議員御指摘の市民の方からの企画提案などの手法につきましても,協議のテーブルに乗せていくことは可能であると考えておりますので,御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)ありがとうございました。次に,北海道本別町との市民相互交流事業についてお伺いします。  御承知のとおり,本市と本別町とは2001年6月1日に小松島市制施行50周年記念式典と本別町開町100周年記念式典において,小松島市本別町友好都市提携調印式を行い,両市町間の将来に向けた友好と,それぞれのまちの発展を誓っております。北海道本別町は,明治30年に当時の立江村の東條儀三郎村長が近隣住民による移民団を引き連れて,現在の本別町勇足に入植し,鬱蒼とした原野を切り開き,苦労の末に現在の本別町の基礎を築きました。こうした歴史背景から,1991年からは立江小学校と本別町勇足小学校の児童による交流が始まり,1993年からは,児童による相互の派遣交流に発展し,現在に至っております。1999年からは,行政間で職員さんの派遣交流も行われ,また小松島市,本別町ともにイベントにおいて,それぞれの農産物,特産物の販売を行うなど,交流活動が続けられております。しかし,市民の相互交流事業については,残念ながら10年前に一度実施しただけで,その後ありません。来年の市制施行70周年記念事業の1つとして,市民から参加を募り,本別町を訪れ,事業,物産販売などを含めた,農協,漁協などと連携した一括交流事業に取り組みませんか。お伺いします。              [総務部参事 芳賀美香君 登壇] ◎ 総務部参事(芳賀美香君)広田議員の御質問にお答えいたします。  来年度は,本別町との友好都市関係が20周年を迎え,中でも市民間での交流事業を行うことは有意義であり,70周年を記念する各行事においても,友好関係を発展させていきたいと考えております。60周年記念事業の折には,本別町長,本別町議会議長の皆様,また町民の20名の方などが本市にお越しになり,伝統文化である,吹筒花火の披露も行われるなど,親しく交流いたしました。ほかにも,市民間相互交流の1つとして,住民ツアーの実施がございます。50周年,60周年記念事業として,それぞれの住民の方が行き来をし,実際にまちと触れ合うことで友好関係がより深まったとの感想を頂いております。また,10年ほど前には,本市のうまいもん祭り,本別町のきらめきフェスタなど,それぞれの産品の直接販売が始まり,お互いのまちの魅力をPRすることにより,おのおのの町がより身近に感じられるイベントとなっております。そして,5年ほど前からは,本別町と本市のそれぞれの民間活動の中で,関係者が連携して本市のみはらしの丘あいさい広場におきまして,地域の産品を展示販売し合うという交流も実現しております。  このように,個別の交流は確実に深まっているものと感じておりますが,議員,御提案の一括交流事業につきまして,新たな目線で交流分野拡大,充実につながり,また70周年記念事業に花を添えるであろうとの期待もあり,実施に向け,検討してまいりますので,御理解賜りますよう,よろしくお願いいたします。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)ぜひとも,実施をお願いしたいと思います。来年の市制施行70周年記念事業については,職員の方からも,また広く市民の方からも,前広くアイデアを募集して,協議のテーブルに上げていただきたいと思います。いいアイデアが集まるかもしれません。小松島市の友好都市について,30年近くの交流が続いているにもかかわらず,小松島市の友好都市条例なるものが,実は見当たりません。来年の市制施行70周年記念事業の1つとして,この機会に小松島市友好都市条例なるものを制定してみませんか。お伺いします。               [総務部長 西照保彦君 登壇] ◎ 総務部長(西照保彦君)広田議員からは,友好都市条例の制定についての御質問をいただきました。議員提案の友好都市条例につきましては,徳島県内では,鳴門市がドイツのリューネブルク市と姉妹都市盟約を締結し,姉妹都市条例の制定をしておると,こういった状況でございますが,国内都市間でのそういった条例の制定は県内ではなされていない,こういった状況でございます。友好都市,また姉妹都市提携を行うことは,議員からもございましたが,市民を主体とした自発的な交流の活性化による関係人口の創出が期待できますとともに,異なる文化や,環境を有する自治体との交流は,互いを比較することで魅力の再発見や課題の再認識にもつながってまいります。また,防災という違った観点では,発災,被災時の相互の助け合いは非常に意義があるというふうに考えるところでございます。議員からは,来年度の本別町との70周年,節目の機会に条例を制定してはと,こういった御質問でございますが,まずは本別町との交流の拡大というのを,毎年定期的に行えるよう,まずは努めていきたいというふうに考えるところでございますが,そういった交流の中で条例を制定する方が,今後より有意義,優位的であると,そういった場合については本別町との条例制定についても,今後,検討する必要があるというふうに現状では考えてございますので,御理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ◎ 副議長(吉見勝之議員)小休いたします。                午後 4時34分  休 憩 ───────────────────────────────────────────                午後 4時40分  再 開 ◎ 議長(出口憲二郎議員)小休前に引き続き会議を開きます。  広田議員。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)ありがとうございました。いよいよ来年,節目の市制施行70周年を迎えます。市制施行70周年に向けての,中山市長さんの思いを含めて,お考えをお聞かせ願えたらと思います。よろしくお願いします。                [市長 中山俊雄君 登壇] ◎ 市長(中山俊雄君)来年の市制施行70周年に向けての取り組みに関する私の意気込みについて御質問がございましたので,お答えいたします。  まずは,70周年の節目に,その場に携われることは大変光栄であり,その責任の重さを感じております。議員からも御提案をいただきましたが,市民の皆様と対話し,市民の皆様と同じ目線で考えるということは,私の土台であります。市制施行70周年の節目であるということは,イベント開催に対しても大きなセールスポイントにもなりますので,これを絶好の好機と捉え,若手職員を中心に,タスクフォースを立ち上げ,市民参加型のイベント事業をはじめ,しっかりと計画して,市民の皆様の記憶に残る事業を企画したいと考えておりますので,議員各位の御指導,御協力をよろしくお願い申し上げます。               [10番 広田和三議員 登壇] ◎ 10番(広田和三議員)市長さんの意気込みというか,70周年事業についての取り組みのお考えを聞かせていただきまして,ありがとうございました。  私の質問は以上で終わるわけなのですが,小松島市として取り組むべき課題というのは,市長さんを含めて,どの会合でも課題は山積していますという表現が必ず出てまいります。新しく市長さんが就任いたしました。また副市長さんも就任いたしました。これから言う言葉は,毎回私,言っています。なぜ毎回言うかというのは,それぞれの皆さん方自身で考えてください。  指導的立場の,今,皆さん,座っておられる方には,今まで何回も質問の登壇の度に言ってまいりました。新しい市長さん,また新しい副市長さんに改めて申し上げたいと思います。今日,私の質問の中で,行政側の答弁は,検討しますという答弁が2回ほどあったと思います。行政側は,検討します,検討しますと言って言い訳を並べるよりも,どうすればこれができるのか,こんな方法だったらどうかという知恵を出して,常に弱者を一番に見据えて実現することを第一に考えてもらいたいと思います。正直,検討します,検討します,検討ばかりで,担当課は大変と思います。市長さんの掲げる新しい小松島市となるように,また新しい小松島市実現のために,市長が先頭に立って,小松島市発展のために,市民の方とともに一つ一つ積み上げていきませんか。市長さんの小松島市に対する強い思いに期待しまして,スピード感を持って,全身全霊で市政運営に強いリーダーシップを発揮されんことを願い,私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手) ─────────────────────────────────────────── ◎ 議長(出口憲二郎議員)以上で,本日の日程は終了いたしました。  次会の日程を報告いたします。  次会は,25日,午前10時再開。議案に対する質疑及び市政に対する一般質問であります。 ◎ 議長(出口憲二郎議員)本日は,これをもって散会いたします。                午後 4時45分  散 会 Copyright (C) 2005 Komatsushima City Assembly, All Rights Reserved....